全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

八大龍神宮の神橋を補修工事しました。

2015.8.15 -[社務日誌

平成27年8月12日に八大龍神宮へ渡る神橋の補修工事を行いました。

八大龍神宮 神橋 補修工事

経年劣化で手すりを支える支柱や繫ぎ部分が傾いたり、欠けてしまったりして、いつ倒れたり、外れてしまったりするかわからず、大変危険なため、補修工事を行いました。

八大龍神宮 神橋 補修工事

大分、支柱のぐらつきも大きかったため、モルタルでの補修だけでは弱いという事で、金具でも補強することになりました。

また、手すりを埋め込む部分も欠けて弱くなっていたため、接合部分だけでなく、その周辺も目立たない様に補修して頂きました。

八大龍神宮 神橋 補修工事

この神橋が、いつ頃どのような形で作られたかは資料が残っていませんが、わずかに見える支柱の寄進者の名前には、「大阪橘屋 松壽丸 吉五郎」と書かれており、むつ市の恐山にある燈籠や、野辺地町にある常夜燈にもその名前が記されています。

そのことから、江戸時代、神社仏閣や大屋敷の建材等をはじめ、銅の搬出が盛んになり、海路によって運ばれた経緯から、青森湊の守護神として篤い信仰を集めていた廣田神社にも海上の安全を祈り、奉納されたのではないかと思います。

八大龍神宮 神橋 補修工事

そのような昔から、神様へ続く橋として皆さんのお参りを見守り続けてきた神橋が、少しでも長く役目を果たせるようにこれからもしっかりと管理していきたいと思います。