平成27年9月20日に外ヶ浜町平舘石浜地区に鎮座する石濱稲荷神社の秋祭が行われました。

ここ最近では一番の良い天気で青空が一面に広がっていました。

昨夜まで東風（ヤマセ）が吹き海が荒れていたそうですが、一転、朝を迎えると、ここ数年見たことがないくらい穏やかな海となり凪いていました。

先日の塩越稲荷神社の例祭と同様、石浜も漁師町ということで海上に出て安全と大漁を祈願する海上運航という神事が行われています。

今年の船主は久丸の木野田さんで石浜地区の漁師が参集して船上にて海上安全、大漁満足の祈願をしてから海上へ出ました。

大抵、弱くても東風（ヤマセ）が吹いていることが多いため、ある程度船も波に押されて揺れるのですが、全くと言っていいほど揺れる事がなく漁師さんもこんなに穏やかななのは久しぶりだと話していました。

飲みこまれそうになるような突き抜ける青空で太陽が燦々と降り注いでいました。

無事、石浜地区の漁場を回り、総代さんと共に海を祓い清め、散供をして祈願しました。

その後は氏神様の稲荷神社にて秋祭が行われましたが、吹く風がとても気持ちよくお祭りが始まるまでの間、神社にて皆さん非常にリラックスしていました。

今年は石浜地区も他の地域と同様にホタテが豊漁であったため、秋祭では熱心に感謝の思いを玉串に込めて拝礼していました。

神事終了後は公民館へ移動して直会となり、お供えされたフクラゲの刺身や婦人会が調理した肉汁などを頂きながら豊漁であった話を聞きながら盛り上がりました。

また、途中から場所を移して消防団の方とも一緒にお話させて頂き、若い氏子さん方とも大いに交流を深めました。

来年も佳き年となるよう氏子総代皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。