磯山若目神社の例祭を執り行いました。
2015.10.29 -[社務日誌]
外ヶ浜町磯山地区に鎮座している磯山若目神社(いそやまわかめじんじゃ)の例祭を執り行いました。
若目神社は若芽神社や若目龍神宮とも呼ばれ、磯山地区をはじめ近隣の人々の講社によって崇敬されている神社です。
若目という由来ははっきりと分かっていないそうですが近くに若目沢という沢があるそうで、その名がつけられたのではないかと言われています。
ただ、若目なのか若芽なのかということは明確に決まっていないそうです。
神社の創建は現在鎮座している裏山でがけ崩れが起きて断層が生じた際、よからぬ悪しき物の仕業によるということでその力を鎮める為に神様を祀ったのが始まりとされています。
その頃は鱈漁が非常に盛んで財を成した網元が多かったため、神社へ様々奉仕してくださったそうです。
磯山地区は小さい集落ながらも拝殿がある神社が3社もあり、それぞれ氏神様の磯山稲荷神社、岩木山神社の御分霊を祀る磯山岩木山神社、磯山若目神社があります。
昔はこの3社の秋の大祭が終われば漁を開始したそうで、今では3社のお祭りが終わると大漁になると言われているそうです。
毎年旧暦の9月17日に例祭が行われていますが、今年は昨年よりも一ヶ月近く遅くなったため、ホタテ漁に出ている人も多く、例年よりも少ない参列でした。
ただ、早朝まで土砂降りであった雨も止んで青い空が澄み渡る良い天気となったため皆さん喜んでいました。
神事終了後はご婦人方特製の汁物を頂きながら直会を行って親睦を深めました。
講中皆様のご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます。