舞姫会の稽古が行われました。
2015.11.2 -[社務日誌]
平成27年10月30日に舞姫会の稽古が行われました。
新嘗祭の奉納まで残り一ヵ月を切り、より本番に近い雰囲気の中で舞を稽古しました。
先ずは元気に白足袋を履いて準備を整えました。
それから今日はすぐに拝殿へ向かったのですが、みんな神社の中は初めてということこで、恐い恐いと言いながら入っていました。
神社の中の雰囲気に緊張しているのか、ふざけることなく大人しくしていました。
はじめの会の途中、遅れてきた子が合流したため改めて立礼での玉串拝礼の作法を確認しました。
当日の新嘗祭では大人の参列者に混ざり、舞姫会の代表として六年生の子に玉串拝礼をしてもらうため本番同様に受け渡しの仕方から行ないました。
日頃から座礼で玉串拝礼をしっかりと行なっているため、立礼になっても立派に出来ていました。
勿論いつも集中して臨んでいますがいざ拝殿での稽古が始まると、これまでとは比べようのない程集中して稽古をしていました。
前回五人舞をした時は初めての割には大変よく動けていたものの、決して舞とはいえないものでありました。
ところが、いきなり五人舞をさせたところ指導する私達先生が驚くほど動きや流れが上手く合っていました。
日頃の舞姫達の頑張りもありますが、この本番同様に尚且つ御神前という場所で舞うことに、緊張しながらもその作用が集中力を研ぎ澄ませたようです。
その後も大きな流れはほぼ間違える事無く、手の動き、足の動き、目線などもより高度な指導をすることが出来ました。
神様を強く感じているのか、ちょっとした小休止の場面でもほとんどふざける事無く、自分達で確かめ合ったりしていました。
また、これまでは舞だけを行っていましたが、実際は入退場する場面もありますのでその練習もしました。
この入退場も一度言っただけですんなり出来、理解して行動する早さに驚きました。
自分達でも細かい所に気付くようになり、言われなくても自分自身で修正を掛けていく姿も多く見られました。
正直、本番まであまりにも稽古の時間が短く不安もありましたが、舞姫たちの驚くほどの成長に少し安堵する事ができました。
休憩後も舞姫たちからもっと稽古がしたいという要望があったため、最後にもう一度五人舞を本番同様に舞ってみました。
たった一日、僅か1時間ちょっとの時間でしたが、大きく上達する事が出来ました。
舞姫達もその緊張感が良かったようで、終わりの会の感想でも「緊張したけど上手くできて良かった」と発表していました。
御神前という場所での緊張感がとても良かったのだと思います。
来週もより本番に近い状態での稽古を進めてい行きたいと思います。