山神祭が執り行われました。
2015.12.11 -[社務日誌]
齋藤木材株式会社さんにて毎年恒例の山神祭(さんじんさい)が執り行われました。
山神祭とは木魂大神と称えられる大山祇大神(おおやまづみのおおかみ)さまや五十猛大神(いそたけしのおおかみ)さまをお祀りし、木々から戴く恵みの感謝を捧げてご加護賜る神事です。
山神祭の時は必ず雪が降るのですが、今年は全く降りませんでした。
社長さん曰く、会社に勤めてから33年間の内で山神祭で雪が降らなかったのは初めてだそうです。
齋藤木材さんは創業100年以上を誇る由緒ある会社で、現在の場所に事務所を移転する前は廣田神社周辺に構えていたことから、古くより信仰され毎年欠かさずに山神祭を執り行っています。
今年の夏には廣田神社例大祭の宵宮祭に合わせて丸太のイスも沢山奉納してくださいました。
神事では山の神の掛け軸を据え、新しく奉製した事務所や各工場の御幣も一緒に祓い清め、各部署の責任者が代表して玉串拝礼を行って今年も真摯に祈りが捧げられました。
昨今は目先の利益に走り無計画に乱伐してしまう業者も多く、そのために使用できる資源が減ってきているそうです。
人口的に作り出せるものとは違い、時間をかけて計画的に管理しなければならない自然と向き合う職業は、短絡的に営業し決しておごってはいけないそうです。
だからこそ、一年に一度、山神祭を執り行うことで自然に畏敬の念を持ち、その恵みによって従事させていただいていることを
再認識する大切な場としているのです。
工事安全と益々のご繁栄をお祈り申し上げます。