大晦日に除夜祭並び師走大祓式を執り行いました。
2015.12.31 -[社務日誌]
今年も廣田大神様の大御蔭をもって滞りなく一年を終えることが出来ました。
今年は4月に天皇陛下が慰霊のためパラオ共和国へご訪問された際、現地の人々が奉迎していた手旗を手配された横浜愼一さんとご縁があり、国旗をお祓いさせていただくという名誉なこともありました。
また、夏からは子供たちに舞を教えて神事で奉納するという舞姫会を発足させ、地域に密着して次の時代へ歴史伝統を伝えていく事業も始まりました。
世界から地域へ、地域から世界へと廣田大御神さまを通して広くご縁が広がった一年でした。
大晦日に執り行う今年最後の祭典、除夜祭並び師走大祓式も多くの参列者のもと、滞りなく斎行されました。
廣田神社での斎行後は金生稲荷神社へ移動して同じく除夜祭を執り行いました。
例年にない異常気象で12月下旬まで積雪が全くなかった時より一変、真冬の状態でしたが暗くなるにつれ穏やかな気候となり吐く息は白いながらも良い天気となりました。
0時を迎える数時間前は煌々とした提灯の明かりのなか嘘のような静寂包まれていましたが、元旦直前から瞬く間に人であふれ道路まで並んでいました。
元旦を迎えると人々の歓声とともに大神様へ一年の感謝を伝える拍手の音が絶え間なく響き渡りました。
好天もあってか御守りなどを頒布している各授与所も長蛇の列となり、2時ごろまで途切れることなく人で溢れていました。
先日の社務日誌で紹介した新しいお守りも好評で、目当てで来られる方も多く、沢山の方に廣田神社のことを知ってもらえているのは大変ありがたいことです。
助勤の巫女さん達もいきなりの忙しさに戸惑っていましたが、笑顔でしっかりと参拝者の方々と接していました。
小さな子供からお年寄りまで様々な世代が一緒にお参りに来られる風景は、時代が変われども変わることのない不変な日本の姿です。
その光景を見ていると、大神様に奉仕をしている私達も、しっかりと神様との仲取り持ちとしての役目を果たせていることに喜びを感じました。
今年一年も佳き年、麗し年となりました。
氏子崇敬者皆様の、新しき一年が素晴らしい良き年となりますことを祈念申し上げます。