平成28年1月15日に新年はじめの舞姫会の稽古が行われました。

昨年発会した舞姫会は新嘗祭への奉納で年度の稽古を終了する予定でしたが、有り難いことに舞姫と親御さんの要望で通年稽古することになりました。

そのため、12月から次年度までは月一回稽古を行い継続することになりました。

残念ながら1人発熱のため欠席となってしまいましたが、遅れながらも他は全員揃うことが出来ました。

揃ったところでいつも通りにに始めの会を行った後、まずは舞のお稽古をしました。

これまでは神事に合わせて複数人で舞う動きばかりしていましたので、今回は原点に返り一人舞を稽古しました。

想像以上に皆忘れずにしっかりと覚えていましたが、約一か月ぶりということもあり所どころ確認する場面もありました。

それでも今年も楽しそうに稽古に励んでいる姿に非常に嬉しくなりました。

舞姫会では舞をただ稽古するだけではなく、礼儀作法や季節折々の行事なども学んでもらうようにしています。

そこで、今回は正月ということでお汁粉を食べて書初めを行うことにしました。

稽古中に調理しておいたお汁粉をみんなで頂きました。

お餅自体が食べられるかどうか心配でしたが、美味しそうにみんな食べていました。

お替わりする子もいてあっという間に食べ終わりました。

お片付けをした後は書初めを行いました。

書初めの字は事前にそれぞれ今年の抱負を考えてきてもらいました。

本来であれば書いたものをお焚き上げして上達を願うのですが、当神社の焼納祭は7日で終わってしまったため、色紙に書いて記念品として持ち帰ってもらうことにしました。

まずは先生から書初めを行いました。

一発勝負の書初めに、みんな緊張しながら思い思いの言葉を書いていました。

遅れてきた子も無事間に合い、無事失敗することなく書き終えました。

記念に廣田神社の印を特別に押して完成しました。

字は人を表すという通り、それぞれ個性的な字で自分の性格の特徴をよくとらえた字でした。

集合写真を撮影後は一人一人前に出て色紙に書いた字の意味と、抱負を発表してもらいました。

もちろん、先生方もそれぞれ抱負を述べました。

書初め後に正月行事の絵本を読んで鏡開きの講話をする予定でしたが、大幅に時間が押してしまっため鏡開きの講話のみお話ししました。

先ほどなぜお汁粉を食べたのか、なぜ正月にお餅なのか、どうしてこのようになったのか詳しくお話ししました。

実際にお汁粉を食べて体験したからこそ、お話しにとても聞き入ってました。

最後は子供たちにとって最大のお正月行事であるお年玉を宮司からもらいました。

そして宮司からも、お年玉の由来、のし袋の意味、人へお金を渡す際の礼儀などお話がありました。

最後に終わりの会をやって無事に終了しました。

これからも舞だけではなく神道のこと、日本の行事、文化のことを伝えていきたいと思います。

あけましておめでとうございました。