舞姫会の稽古が行われました。
2016.2.19 -[社務日誌]
舞姫会の稽古が行われました。
12月より次年度の募集までは月1回の稽古となります。
約1ヵ月ぶりの再会がとても嬉しいそうで、お互い顔を合わせると喜んでいました。
まずは始めの会にて玉串を奉り、先生の挨拶がありました。
昨年は新嘗祭への奉納まで日数が少なかったために、指導の順序としては形式に外れるのですが、複数人で舞う稽古を中心に行ってきました。
そのため集団としての舞は上手くなったとしても個々の技術を向上させないと、今後、より美しい舞を習得するのは非常に難しくなるため1人舞の稽古を中心にしました。
一ヶ月ぶりというのも勿論ありますが、久しぶりの重点的な1人舞の稽古ということで難しかったようです。
複数として舞う場合はいかに舞姫同士が同調して舞えているかに注目していますが、1人舞となると一人一人の動きに重点が置かれるため、舞姫達も少し自信がなさそうでした。
先生の話をしっかりと聞きながら一生懸命に細かい動きを反復しました。
複数で舞う時には見過ごされてしまっているような、腕の動きや玉串の扱い、また足さばきなど細かく見ていきました。
少しずつですが、意識をしながら舞うようになり綺麗になってきました。
その後は2組に分かれてお互いの舞を見てみました。
先生から指導を受けて修正するとはいえ、自分で想像した形の動きと客観的に見える動きが相違していることはよくあります。
そこでお互いの舞を見ることによって客観的にどこがどう間違っているのか、直していかなければならないのかがより鮮明に掴めます。
また、相手を見るという事はそれだけで稽古になり、自分自身がしっかりとその技術を持っていなければ指摘することもできません。
そのような稽古はより一段緊張が増すようで、今日の稽古の中では一番良い動きが出来ました。
休憩に入るとお話しできるのが楽しみだったのか、一気に賑やかになりました。
美味しく頂いてお片付けをした後は鈴木先生による「節分」のお話しとなりました。
年女だった舞姫には廣田神社の節分祭で豆を撒いてもらいましたが、他の子達も来てくれました。
その体験した節分祭の意味や由来を学んでもらうため時間を設けました。
みんな自分たちが知っている豆まきの変遷にとても驚いているようで興味津々に聞いていました。
節分のお話という事で般若の顔ですが鬼に見立てた仮面を持ってきている子もいて、古来の豆まきの方法なども簡単にやってみました。
少ない時間でしたが、いろいろとわかってもらえることが出来ました。
帰りの会で玉串を奉り終了の奉告をした後、最後に宮司より節分祭の開運福豆を舞姫達にお頒かちしました。
来月もまた元気に会えることを楽しみにしております。