舞姫会第一期生終了奉告祭が執り行われました。
2016.4.25 -[社務日誌]
平成28年4月22日に舞姫会第一期生終了奉告祭が執り行われました。
第一期の活動が怪我なく事故なく無事終了したため、感謝の報告をお伝えする終了奉告祭をもって一年目の活動が正式に終えます。
久しびりに会う友達もおり、相変わらず始まる前からとても賑やかでした。
はじめの会も順調に進みしっかりとしたお作法で玉串拝礼もおこなっていました。
新学期ということで小学校6年生の子達が中学生となりましたが、わずか一か月足らずの間に驚くほど大人な雰囲気になっていました。
他の小学生の子供達も一回り大人になったようでした。
終了奉告祭にはなるべく舞姫達の保護者の方にも参列頂きたいため、先に稽古をすることにしました。
先ずは一人舞を全員にて復習しました。
学年も上がったということでより自信も出てきたのか、一か月ぶりの稽古ながら上手になっていました。
次に二組に分かれてお互いを見合う稽古をおこないました。
自分自身が成長しているからこそ相手の良い所、悪い所がわかるようで隈なく見ていました。
その見る目も的確で、しっかりと見て感じたことを言葉に出して伝えていました。
もちろん、先生からもより細かく指導がされますがその内容もしっかりと聞き、次の舞に活かしていました。
組みを交代しても同じように舞をよく観察していました。
また、最後の稽古ということをそれぞれに感じ取っているのか、いつもの稽古以上に集中力が増していました。
少しだけの稽古のつもりが、そのような気合の入った動きをしていたこともあり、あっという間にいつも通りの時間となってしまいました。
最後は一人舞をみんなで舞、新嘗祭の奉納で舞った六人舞を行って終了しました。
時間も遅くなってきたので終了し、社殿に向かいました。
いつも玉串拝礼をしていますが、社殿でのお作法は久し振りのため全員にてご祈祷を受ける際の復習をしました。
今回の終了奉告祭はいつも先生の補助をしていた鈴木が権禰宜が務めて奉仕しました。
新嘗祭では舞姫でのご奉仕だったため、小忌衣を羽織っての参列に嬉しそうにしていました。
しかし、神事がはじまるとその雰囲気を感じ取り、真剣な表情で参列していました。
習った通り祝詞奏上の際には綺麗に頭を下げていました。
真剣に参列しながらも、普段、稽古の時とはちがう神職さんの雰囲気にとても興味深そうに眺めていました。
お祓いをしっかりとうけた後は祝詞奏上になりますが、内容がわかるように作文されているので保護者の方はどんな内容でお伝えしているのかわかっているようでした。
この神事で今年度の活動は全て終了となるため、様々な思い出が蘇ってきました。
続く玉串拝礼では舞姫一人一人に捧げてもらいました。
ただの形だけの作法ではなく、みんな心がこもった作法で奉っていました。
神事が無事終了すると、先ずは斎主を務めた鈴木補助員より挨拶が述べられました。
その次に先生より舞姫一人ひとりに初めて舞姫達に会った時の話から、これまでの思い出など沢山の話が向けられました。
舞姫達もその先生方のお話をしっかりと目を向けて聞いていました。
最後には宮司からもお話があり全ての行事が終了しました。
挨拶後はお供えした舞姫会第一期生の活動の記録が記されたフォトブックを一人ずつ授けました。
色んな思い出が詰まった写真にみんなとても嬉しそうでした。
わずか一年にも満たないながら、刻一刻と成長しきた姿にみんな驚いて笑っていました。
稽古場に戻り、一番後ろのページにはそれぞれ寄せ書きを書きあいました。
とっても仲の良かった舞姫達でしたので、書き始めたら止まらず盛り上がっていました。
また、親御さんもこれまで様々な面で手助けして頂いたため、舞姫達と同じように寄せ書きをしてもらいました。
舞姫達にとっても非常に良い経験になったかと思いますが、それ同じように私たち神職にとっても良い経験になりました。
来月からはまた第二期生が集まる予定です。
継続してくれる子もいるようで、来期もまた楽しくなりそうです。
一年間、お疲れ様でした。