舞姫会の稽古が行われました。
2016.6.18 -［社務日誌］
平成28年6月10日に舞姫会の稽古が行われました。
前回から2年目も本格的に始動したということで、はじめの会では二期生の舞姫達にも玉串拝礼の役を早速やってもらいました。
まだ、しっかりと覚えてはいませんが、ここ何回か見て記憶しているのか、教わりながらも上手に出来ていました。
あと10日程で本番という事で、すぐ稽古に入りました。
今日は本番に即した稽古を行うため、入場するところから行ないました。
今回は、初めての立礼であり、二期生の子もまだ稽古を始めたばかりということで10人で行う一人舞という形式をとって本番に臨むことにしました。
二期生の舞姫達も一期生のお友達を見ながらよくついてきていました。
それに伴い、一期生の子供達も引っ張られるようにいつも以上に自分の動きを繊細に感じ取りながら修正をしていました。
本来、舞姫達が稽古している巫女舞の「豊栄舞」は雅楽で使用される龍笛（りゅうてき）という笛で演奏されますが、今回、宵宮の奉納演芸にも来てくださる山口流篠笛奏者、山口汐花さんの篠笛で舞うことになりました。
同じ笛とはいっても全く違うもので、篠笛と舞姫との異色のコラボレーションとなりました。
急きょ決定したにもかかわらず僅か数日で龍笛の譜面から篠笛の譜面に落として演奏できるようになり大変驚きました。
舞姫達には伝えてはいなかったため、突然の生演奏に喜んでいましたが、とても緊張していました。
篠笛に限らず生演奏では一期生の子供達もはじめてのため、最初は驚いていましたが美しい音色にいつにも増して集中していました。
山口さんも譜面と合奏の音源から篠笛の演奏に変えていたため、舞姫達の舞に合わせながら微調整をされ、舞を重ねるごとに演奏と舞が上手くあってきました。
残念ながら中学生の舞姫が一人体調を崩して欠席となりましたが、他の子達も遅れても集まり下級生の子達を引っ張っていました。
二期生の舞姫達も常に一期生の動きを見られる場所に配置して並び順なども様々に考慮しました。
いつもとは違う緊張感がメキメキと上達させていました。
たっぷりと動いた後は休憩ですが、山口先生にも子供たちと一緒に参加してもらいました。
保護者の方々も篠笛の美しさに興味津々で色々と山口さんにお話を伺っていました。
六年生の舞姫が修学旅行に行っていたということで、旅行先の北海道土産のお菓子を全員に持ってきてくれました。
舞姫も先生も保護者も山口先生も揃って大変賑やかな休憩となりました。
本番まで時間少ないので休憩もほどほどにすぐ稽古に入りました。
賑やかだった休憩から一変、顔つきも真面目になり再び集中していました。
篠笛の演奏も舞姫達に上手く合わせてくださるので徐々に舞と楽が乗ってきました。
特に目立つ手先の動きや顔の向きなど細かい所にも重点的に指導して進めました。
最後はご協力いただいた山口先生と一緒に集合写真を撮りました。
終わりの会も二期生に舞姫達に奉仕させて行いました。
いつもとは違う緊張感が良い影響を与えたようで前回の稽古時よりも格段にうまくなっていました。
山口先生にも御礼の挨拶をして今日の稽古も無事終了しました。
帰る前に以前の稽古で撮影した顔写真と舞のポーズを可愛くあしらった舞姫の名刺をみんなに渡しました。
先生が手作りした名刺ですがとても喜んでくれて、早速舞姫どうして挨拶して交換していました。
来週はいよいよ本番です。
沢山の参拝者に見られながら、また、初めての生演奏での舞ですが、日頃の感謝をしっかりと込めた舞が奉納できるよう残り一週間、しっかりと稽古を重ねていきたいと思います。
ぜひ、皆さん舞姫の巫女舞をご覧ください。