平成28年度神職教養研修会に参加しました。
2016.7.3 -[社務日誌]
平成28年6月27~28日にホテルナクアシティ弘前で行われた平成28年度神職教養研修会に参加してきました。
毎年この時期に県内神職の教養を高めるための大会が開催され多くの神職と共に研鑽を積む研修会が行われていますが、現在宮司も企画の面でお手伝いさせて頂いています。
3年で一つのテーマをにして研修が行われますが、今年は昨年から始まった「神葬祭」についてとなりました。
これまでは神葬祭というと霊魂観をとり扱うことが多かったそうなのですが、昨今、仏事ではなく神葬祭に目が向けられている現状や多種多様な葬儀事情を鑑みて、現状、実情といった今起こっていることに対しての勉強に設定しました。
神葬祭は他の神事に比べて地域間や神社毎に多様な形態で行われていることが多く、実際は県内でも細かいところまではどうなっているかわからない状況です。
また、それに加え地域によって神葬祭を執り行う世帯の割合も全く違うため、長年ご奉仕されている先輩神職でもほとんど執り行ったことがないという事もあります。
そこで、今回は県内の神職8人の方に奉仕概要の報告を発表してもらう形式にして、落としどころを求めるような議論を投げかけるのではなく、地域性から育まれたその特色をお互いに共有し合うことを目的にしました。
このような形式で行われたのは非常に珍しいそうで、大変好評頂きましたし、非常に勉強になりました。
先人が繋いできた伝統を壊すことなく現代において、それをどう理解し氏子崇敬者に伝えていくのかが神職として問われているような気がいたします。
いずれにしましてもとても有意義な研修となりました。
今後も積極的に研修を重ね、社頭奉仕に活かしていきたいと思います。