舞姫会の稽古が行われました。
2016.7.11 -[社務日誌]
平成28年7月8日に舞姫会の稽古が行われました。
みんな揃って賑やかな声がするなと思ったら「今日は行事やらないのー??」と、一斉に舞姫達から要望があったのですが、茅の輪を撤去してしまったので大祓詞は読まず、急きょ復習で手水と拝礼の作法をしました。
前回来られなかった中学生も時間に間に合ってたので、小学生の舞姫達がとても上手な作法で自慢げに教えていました。
一回しか教えていないにも関わらず、ちゃんと作法を覚えていたため、あっという間に手水も終わりました。
中学生の舞姫もそんな姿を見て上手に真似て手水をしていました。
まだ明るく気温も高く暑かったため、手水が気持ちよかったみたいです。
全員手水を終えると颯爽と拝殿前に向かって前回習った子達が率先してお参りしていました。
これも手水同様にすっかり覚えており、綺麗な作法で神様に挨拶していました。
中学生の舞姫も先生と一緒にお参りをしましたが、難なく上手に拝めていました。
一通りお参りを終えたところで廣田会館へ戻り、はじめの会を行いました。
二期生もすっかりと板について玉串拝礼を先導していました。
他の中学生の舞姫も遅れて揃い、宵宮以来久し振りに中学生が全員揃いました。
すると、とても楽しみにしていたのか小学生の舞姫達はべったりとくっつきながら喜び、中学生同士も話が止まらないようでした。
ほどほどに、その楽しい気持ちも切り替えて稽古に入りました。
頌徳祭まで約一週間ということで、本番を想定して入場する動作から行いました。
一人一人の動きは良くなってきましたが、その反面、合わせるということと細かい箇所が目立ってきました。
稽古の時間も少ないので取りあえず、何度も繰り返して舞を通しました。
今回、中学生の舞姫が前で舞って下の子達を背中に抱えるようにする予定ですが、どうしても回転する場面や相手の動きが見えにくい動作になると立ち位置が前後してしまうことが多く、そこを重点的に指導しました。
難しいと言いながらも真剣に先生の指導を聞きながら少しずつ、しっかりと修正していました。
それにつられるように小学生の舞姫達も真似てそれぞれで自覚している課題を意識して動いていました。
時折、それぞれ教え合う場面があったり、声を掛け合う場面があったりとお互い切磋琢磨していました。
二期生も舞そのものに慣れ始めてきたため、少しずつ先生から言われたことや自分で修正しなければいけないところも何となくわかってきているようでした。
身長的にもまた、小学生の先導としても中学生の舞姫達が重要な役割となるのでいつも以上に厳しく細かく指導しました。
まだまだ視線や足や榊の向きがバラバラになってしまうため、周りの舞姫達の動きも良く見るよう常に注意しました。
集中して行ったため、あっという間に休憩の時間となりました。
今回も神様にお供えされた果物を下げて頂きました。
途中、果物が余ると小学六年生の舞姫が先生に言われるでもなく残りを数えて食べたい人に取り分けていました。
細かく指導することも重要なことですが、自主性を育てる寛容さも非常に大切なことだと改めて気付かされました。
休憩後も本番同様に通して行いましたが、今日一番の出来となりました。
終わりの会の拝礼も綺麗にそろってきました。
いよいよ来週は頌徳祭の神輿渡御です。
夏のお祭りを気持ち良く締めくくれるよう残りの稽古も頑張りましょう。
急に暑くなり始めているので体調崩すことなく全員で舞を奉納できればともいます。