全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

第32回神道講演全国研修大会東北大会に参加しました。

2016.7.29 -[社務日誌

平成28年7月19日~21日まで第32回神道講演全国研修大会東北大会に参加しました。

この研修大会は一年に一度、志高き神職が一堂に会して、氏子・崇敬者に語りかけて来た講話を披露して参加した神職が耳を傾けて講評し合うという目的のもと年毎に全国各地を回って行われている大会です。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

今年は東北大会ということで岩手県の盛岡八幡宮さんが会場となり3日間に渡り只管、社頭講話の研鑽し、より実践的に学びました。

講師であり当会の役員さんも併せて総勢29名の参加となり、青森県からは宮司を含め3名参加しました。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

初めての参加する研修会でしたが、先ずは盛岡八幡宮に正式参拝して大震災の復興の祈りを捧げ、記念撮影した後に開講式を行いました。

その後、記念講演ということで盛岡八幡宮宮司の藤原隆麿氏より神社の由緒からはじまり宮司としての心構え、神社護持の考え方などを聴講しました。

終了後、早速受講生一人一人2分間スピーチが行われ、それぞれ思い思いのお話をしていました。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

続いて元NHKアナウンサーから神職の道に入った宮田修氏から講演の構成法を教授頂きプロの喋り方を学びました。

一日目は夕拝を行い終了し、2日目から本格的な実習になりました。

実習では氏子総代に向けた講話を1人10分で話すというもので、時間が過ぎるとベルで催促され、また、話が終わると講師からの講評と参加者からの評価用紙が配られました。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

事前に、演題は申込むのですが、今回私が話したのは「英霊が繋いだパラオの奇跡」という題目で、3月に慰霊祭を行ったパラオで起きた体験記を氏子さんに語り掛けるように発表しました。

10分というのは長くもあり、短くもある非常に難しい時間帯で、少し時間を押して話してしまったり、話がまとまらなかったりしましたが、幸いにもたくさんの神職さんから好評を頂きました。

先輩方のお話しはさすがで、話の内容、その語り方、どれをとっても非常に勉強になるものでした。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

神道は教義や経典など言葉を使った教化がないため、神職が何を体験し、何を学び、何を語るかが非常に重要なものになってきます。

ですから氏子崇敬者に語るということは神事を執り行うことに次ぐといっていいほど最も大事な一つだと思っています。

その研鑽を充実した研修会で得ることができました。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

講師の先生方からは幹事長の旭川神社宮司の芦原髙穂先生には「心掛け」、副会長の心清水八幡神社宮司の戸内康雅先生には「霊―たましい―」、同じく副会長の椿大神社宮司の山本行恭先生には「国際化された神道」、会長の久能山東照宮宮司の落合偉洲先生からは「上杉鷹山のご敬神」ということで大変貴重なお話しを聞きました。

充実した実習に3日目に再び2分間スピーチをしましたが、私を含めほとんどの方が初日よりも素晴らしい挨拶になっていました。

第32回神道講演全国研修大会東北大会

この研修で得たものを早速社頭で活かしていきたいと思います。

3日間ありがとうございました。