瀬戸子八幡宮の例祭が執り行われました。
2016.8.5 -[社務日誌]
平成28年7月24日に青森市瀬戸子区に鎮座する瀬戸子八幡宮の例祭が執り行われました。
ここ最近の不安定な天気から一変、見事な夏晴れの澄み渡る青空が広がる暑い中祭典が行われました。
瀬戸子八幡宮では夏の大祭である例祭において、3年に一度、津軽神楽が奉納されます。
その3年に一度の例祭は特に盛大に行われ、いつも以上に多くの氏子さんが集まり神事を畏み楽しく直会が行われます。
神社は青森ヒバ生い茂る山に鎮座しているため、皆さん登山のような気持ちで杖を着いたり所々休みながら参拝に訪れていました。
例年、津軽神楽が奉納される際には多くの氏子が集まるため、拝殿脇を臨時に拡張して備えていますが、今年も立派に設けてもらいました。
気温は高いものの、山の中ということもあり時折吹く風や木々が遮る程よい暑さに皆さん始まるまで楽しく談笑していました。
現宮司が奉職してから3回目の夏の大祭となりますが、これまで大祭では普段のご祈祷で使用する狩衣という装束を着装していましたが、今年からは諸々調整して本来の奉仕着である衣冠を着装しました。
いつもと違うその姿に氏子さんもすぐ気付いたようで、興味津々に質問をしたり、衣を抑えたり紐を結んだりと手伝って下さいました。
また、これまでは神様が鎮まる本殿の御扉開閉が通路の腐食や祭壇の配置によって略式で行われていましたが、今年は通路を少し修理して階段を作り、祭壇の位置を直してより正式な形でご奉仕できるように総代さんに整えて頂きました。
氏子総代さんのお蔭をもって準備も万全に整い津軽神楽奉仕神職の皆さんも参集して神事が厳かに行われました。
津軽神楽では「神入舞」、「磯浪」、「宝剣」の3番が奉納されましたが、瀬戸子八幡宮でははじめて「磯浪」の演目で宮司が舞を務めました。
宮司が舞ったのに加えて三種三様の舞に氏子の皆さんも楽しんで見ていました。
無事神事が終了した後は拝殿で直会となりました。
氏子さんが採ってきた山菜や津軽独特のピンク色した稲荷寿司などを頂きながら、3年に一度の大祭の無事斎行に皆さん喜んでいました。
これまではカラオケを用意して遅くまで直会が行われていましたが、今年は公民館に場所を移して、また盛大に懇親を深めたそうです。
皇室の弥栄と国の隆昌、地域の発展、氏子のご多幸をお祈り申し上げます。