神道青年全国協議会の夏期セミナーに参加しました。
2016.8.30 -[社務日誌]
平成28年8月29日~30日に掛けて開催された平成28年度神道青年全国協議会の夏期セミナーに参加しました。
このセミナーは全国の若手神職の組織である神道青年全国協議会が企画しているセミナーで、毎年この時期に全国より会員が参集し行われています。
今回のセミナーは「人づくりは国づくり ~愛と感動の青年神職~」という主題のもと3名の講師の方からお話しを頂戴しました。
関東から東北、北海道に北上して台風が接近しているため、秋田、岩手から参加の方が何名か急きょ欠席となっていましたが、それでも100名を超す参加がありました。
先ずは開講式にて神宮遥拝、国歌斉唱、敬神生活の綱領唱和、会長挨拶、研修所代表挨拶、講師紹介、閉式の辞が行われたのちに講義が始まりました。
一人目は「ディズニーキセキの神様が教えてくれたこと」の著書で有名なヴィジョナリー・ジャパン代表取締役の鎌田洋先生に「ディズニーに学ぶ人づくり」と題して講義していただきました。
続いて質の高いサービスで有名なラグジュアリーホテルとして評価の高い、リッツ・カールトン日本支社長を務め、現在人とホスピタリティ研究所所長の高野登先生に「おもてなしの原点回帰 ~何を以て、何を為すのか~」という題目にて講義していただきました。
また、2日目には「新・観光立国論」の著書で日本の観光業界に衝撃を与えた元ゴールドマンサックスアナリストに務め、現在は国宝等の修復を生業とする小西美術工藝社代表取締役社長のデービット・アトキンソン先生に「文化財との付き合ひ方 神社を次の時代へ伝えへる為に!」との題で講義いただきました。
名だたる方々の講演で、終始目から鱗が落ちるような話でとても為になりました。
マニュアル化された対応だけではなく、そこからもう一歩、自分自身で考えたおもてなしをすることが非常に大事で、それは自分の常識として計っている視点ではなく、相手は本当は何を望んでいるのかという冷静な興味を持つことが重要であると感じました。
いずれにしても神様にご奉仕をしておもてなしするのは最も大事なことですが、私達、神職を通して神様にお会いする氏子崇敬者、参拝者に対しても心地よくお参りできるようにしっかりと仲取り持ちができるように応対していいきたいと思います。