平成28年9月8日に外ヶ浜町平舘舟岡地区に鎮座する船岡久須志神社の秋祭が執り行われました。

この時期のヤマセ（東風）に先日まで来襲していた台風の影響が加わり、いつになく海が白波を立てて荒れていました。

幸い、台風での神社への被害はなかったそうで、昨年、木が根元から倒れたことを考えれば安堵しました。

船岡久須志神社が鎮座する場所はその全体が公園になっており、途中、英霊碑も建っています。

階段があるものの、山の中腹にあるため斜度がきつくお参りに行くだけでも大変ですが、この強風の中でも皆さんしっかり準備されお祭りの準備をして頂きました。

神事では平舘今津の自治会長さん周辺の地区長さんもさんも一緒に参列して祈願しておりました。

久須志神社での秋祭のあとは近くの龍神宮での神事になります。

ここでも風が強いにも関わらずしっかりと幟を立ててお祭りの準備をしてくれていました。

時間が経つにつれて波も荒れが激しくなり高い波がたち、いよいよ季節が変わっていく様子が見てとれました。

終了後は直会となりましたが、例年恒例の自治会長さん特製のミズダコの刺身も振る舞われ美味しく頂きました。

先日の塩越稲荷神社の大祭で漁業組合長さんが、このヤマセで海が荒れるということも決して悪い事ばかりではなく、この波で海が荒らされないと陸奥湾はプランクトンの死骸などが堆積して海が腐ってしまうため、こういう天気も大切であると話していました。

穏やかな時も厳しい時も、常に自然の恵みに感謝を伝えることが大事なのだと改めて強く思いました。

 

来年も佳き年となるよう氏子総代皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。