平成28年9月21日に舞姫会の稽古が行われました。

今週はみんな予定が重なってしまったようで少ない出席となりました。

5月から2期生も加わり大分経ちましたが、意外なことに2期生だけの稽古の時はなかったため、はじめの会をやると若干戸惑っていました。

それでも形や感覚はちゃんと残っているので少し助言をすると上手にやっていました。

また、唯一出席していた最年少の1期生の舞姫も元気よく他の舞姫をリードしていましたので恙なくはじめることが出来ました。

夏休みも終わったということで、今週から本格的に舞の稽古を始めました。

新嘗祭では宵宮での奉納のように一人前を全員で舞うのではなく、隊形を組んで複数で舞うことを目標にしますのでその稽古を重点的に行いました。

2期生の舞姫達はほぼ、この複数で行う舞を行ったことがないのですが、一人で舞う稽古を積み重ねてきたこともあり、よく動けていました。

また、つい甘えてしまう1期生の舞姫達も今回はいないからか、却って集中して先生の指導に耳をかたむけて一生懸命舞っていました。

いつも以上に回数を重ねて舞っていましたが、やればやるほど自身の修正点が見つかっているのか、しっかりと意識しているのが見て取れました。

一人で舞うのとは違って、より周りの呼吸や動きなどを意識して舞わなくてはチグハグになってしまうのも、少しずつ感じているようでとても周りに注意を払っていました。

それでいて、あわせることに合わせすぎると舞自体がおろそかになってしまうので、その辺りも怠らないように細かく見ていきました。

休憩前の舞ではそれなりの形になってきていました。

自分たちでも動きが合うとわかり、嬉しいみたいで一生懸命動いていました。

つい、上級生の舞姫がいると甘えてしまいがちですが、今日はとても立派にこなしていました。

休憩ではもちろん食前感謝の歌からはじめました。

兼務神社で頂いた最後の夏の果物を食べながら楽しく過ごしました。

お片付けする際にもいつも以上に積極的に自分たちで仕事や役割を探してしっかりと動いていました。

休憩が終わると1期生や上級生の舞姫も加わり賑やかになりました。

舞姫の妹さんもいつも見に来て覚えてしまったのか、2歳ながら皆に加わって驚くほど上手に舞っていました。

最後の時間を使って今週も古事記を紙芝居で勉強しました。

あまり日常で聞く機会がなくなってしまっているからか、子供たちにとっては新鮮なお話なようで食い入るように見ていました。

どんどん日本の文化やお作法、神話など吸収していく姿に、小さいころに自国のことを教えることが如何に大切なことかと改めて思いました。

終わりの会の一言感想では、先週お話ししたご祭神のお話と今回の紙芝居の物語がつながっていることを見つけた舞姫がいて大変驚きました。

新嘗祭までもあっという間に残り二か月となりましたが、今年も素晴らしい舞が奉納できるよう一緒に頑張っていきたいと思います。

ぜひ新嘗祭を楽しみにしていてください。