舞姫会の稽古が行われました。
2016.10.22 -[社務日誌]
平成28年10月21日に舞姫会の稽古が行われました。
今日からは11月23日の新嘗祭に向けてより本番に近い形で行うため、拝殿にて稽古を行ないました。
二期生の舞姫達は夜の拝殿に入るのは初めてだからか、とてもそわそわしていました。
また、新嘗祭では舞姫も玉串奉奠をしてもらうため、小学校6年生の舞姫を代表にして、はじめの会を本番に近い形で行いました。
体調を崩したり、部活が忙しかったりで人数が少なかったため、まずは2組に分かれて三人舞を行いました。
いつもの会館とは違う雰囲気に多少戸惑いを感じながらも、前回の課題を思い出しながら行いました。
やはり、足の位置や手の向きなどがまだまだバラバラで目についてしまうため、重点的に指導しました。
また、雰囲気に慣れてくると、いつもと違う空間からか、だらけ始める部分もあったので、今回は神前に向かう態度や舞姫同士が同じ気持ちで舞うことの重要さをいつもより厳しく注意しました。
もちろん、全ての場面で緊張して真面目にやるということを強制するのではなく、神様に捧げる気持ち、お互いを思いやって合わせる気持ち、また返事や話を聞く態度など、当たり前の部分を大切にしてもらいたいということでの指導でした。
それで少し気持ちが正されたのか、また、良い動き、雰囲気になってきました。
本番では自座から参進してはじまるため、その距離感やタイミングなどもしっかり確認しました。
参進は前後の間隔、出るタイミングなど、しっかりと周りを把握していないと乱れてしまい、きたなく見えてしまうため意識するように指導しました。
また、会館は拝殿とは違い限られたスペースとなるうえ、歩幅だったり左右や前後の間隔も敏感にならないと詰まってしまうため、その感覚をつかむのも難しそうでした。
それでも、大きく見えるよういっぱいに手を広げたりすることも忘れずに繰り返しました。
中学生の子も加わってくると更に舞に磨きがかかり動きが良くなってきます。
また、一期生の舞姫達は一年近く長くやっていることもあり、とても綺麗に待っているのですが、それを受けて二期生の舞姫達も驚くほど上達を見せてきました。
本番は稽古の時と違って正座からではなく胡床からの動きになるため、立礼での始まりと終わりも苦戦していました。
それぞれの得意不得意も見えてきたため、各々に対する修正点も意識させました。
拝殿での緊張と繰り返しの舞で疲れ始めていましたが最後まで足の向きや腕が下りないようになど指導しました。
繰り返すうちに拝殿での距離感もわかりはじめ少しずつですが対応してきました。
先生の指示を受けて考えながらしっかり動いていました。
一旦会館へ戻って休憩となりました。
恒例の食前食後感謝の和歌を歌って楽しく過ごしました。
最後にもう一度拝殿に戻り一通り舞いました。
若干集中が切れている場面もありましたが、一生懸命舞っていました。
本番まで残り一か月となりましたが、拝殿で行ったことで実感が湧いてきたようにも思います。
今回は本番も近くなっているにも関わらず、だらけていたり態度に出してしまっているところも見掛けていたため、いつもよりも厳しく指導しました。
ただ、それでもしっかりとそれを受け止めて一生懸命にお稽古に臨んでくれました。
玉串拝礼も立礼になっても普段からの姿勢がしっかりと生かされ、上手にしていました。
このままの気持ちを持って本番に臨んでもらいたいと思います。
来週も拝殿で本番同様に稽古していきます。