舞姫会の稽古が行われました。
2016.11.2 -[社務日誌]
平成28年10月30日に舞姫会の稽古が行われました。
紅葉も盛りとなると同時に非常に寒くなり、マスクをしている舞姫達が増えてきました
いつも習い事で少し遅れてくる子が今日は一番先に着いて喜んでいました。
先週に引き続き本番さながらに稽古するため拝殿にて行いました。
はじめの会も本番同様に玉串拝礼を実際に正面で行い稽古をはじめました。
すっかりとお作法も良くなり玉串拝礼は全く問題なく本番を迎えられそうです。
人数も多くなり舞姫会自体に慣れてきたのもあってか、返事や稽古に臨む姿勢が若干疎かになっている場面が多く見られてきました。
そのため、はじめに先生から稽古に臨む姿勢、普段の過ごし方など改めて指導しました。
返事をみんなで合わせたり、真摯な態度をとることが舞の上達に繋がることをお話ししました。
その気持ちを受けて舞姫達も襟を正したようで、気が引き締まった顔つきになりました。
すると先生の話した通り、これまでよりもぴったりと合った動きで舞っていました。
これまで以上に緊張感を持ってしている分飲み込みも早く、言われたこともすぐ修正をかけられるようになっていました。
姿勢など角度も驚くほど上手になっており、入退場の流れもよどみなく出来ていました。
また、これまでの会館とは違って非常に狭い場所で舞のため苦労していますが、狭いなかでも最大限動けるようにそれぞれ工夫をして舞っていました。
特に中学生の舞姫達は一度いわれたことをすぐに理解して実行するため、それにつられて小学生の子達も伸びてきました。
徐々に集中力も増して綺麗な舞になってきました。
全員で舞った後はまた二組に分かれてそれぞれ見合いました。
自分達が上達している分、見る能力もあがっておりとても鋭い助言をしてました。
また、舞っている組が上手く動けているほど、次に舞う組も感化されて更に舞おうという気持ちが伝わってきます。
少し厳しく指導してみましたがしっかりとついてきてくれました。
もちろん、最初から最後まで厳しくということではなく、楽しくするところ、真面目にするところ、それぞれの場所にあわせて切り替えることも大事です。
今日もお供えもの果物を頂きながら楽しく休憩しました。
小学生が少し誤った方向に行動が向いても、中学生がいてくれることでしっかりとそれを把握してうまく修正してくれているのを何度も見掛けました。
休憩後の稽古では入退場は立った状態からではなく胡床に座った状態から動くため、あるつもりでやってみてくださいと話したら空気イスに盛り上がったので良い舞が出来たら皆で競争することにしました。
すると、よっぽど楽しかったのか今日一番きれいに舞っていました。
遅れてきた子も揃い本番と全く同じ状況で舞いました。
最後の最後まで気を抜かずに稽古をやり遂げました。
自座でのお辞儀までそろっていました。
ということで要望のあった空気イス対決はとっても盛り上がり、優勝者には先生のハグが送られ喜んでいました。
終わりの会では中学生の舞姫に玉串拝礼をしてもらい無事、終了しました。
少しずつですが本番が見えてきたのか舞も上達してきました。
これからも締めるところは締め、楽しくするところは大いに楽しくして活動していきたいと思います。
最後に先生から体調だけはとにかく気を付けて日々を過ごすようにお話しがありました。
いよいよ一か月を切りました。頑張りたいと思います。