舞姫会の稽古が行われました。
2016.11.29 -[社務日誌]
平成28年11月18日に舞姫会の稽古が行われました。
いよいよ新嘗祭前の最後の稽古となりました。
最後ということで、実際に親御さんに着付けをして頂き本番と同じ装いにして稽古をはじめました。
軽く先生から説明をしてからはじめの会を行いました。
玉串拝礼は当日誰が担当になったとしてもしっかりと行えるよう本番とは違う舞姫にお願いしました。
舞の稽古を始める前に当日はただ舞うだけではなく、神事に加わるためお祓いの受け方や祝詞奏上時の作法などを教えました。
一期生は昨年経験しているので何となくわかるようでしたが、二期生は夏の頌徳祭神幸祭しか経験がなく、大祭での参列は初めてとなるためしっかりと先生のいうことを聞いていました。
また、当日本番で舞姫会の代表として玉串を奉ってもらう舞姫に合わせて拝礼の作法も行いました。
ただ、拝礼自体は日頃から稽古の中でも度々触れているためとても上手にできていました。
一通り神事での参列の姿勢を教えたあとは舞の稽古にはいりました。
やはり装束を着ると気持ちが正されるのか集中力が増していました。
そのため、動きもいつも以上に合わさっておりとても綺麗に出来ていました。
また、装束だけではなく、本番が迫っているということも上手く作用して動きが滑らかでした。
何度も練習した入退場の参進も間隔をとり、音を感じながら歩いていました。
改めて装束の着方を指導したのち、もう一度、舞いました。
普段着慣れない和服に裾を踏んだり、躓きそうになっていましたが、舞そのものはとても良くなっていました。
周りの状況も見えていてお互いの距離感も程よくとれていました。
崩れやすい向きを変えた後の方向などもしっかりと体が覚えていました。
最後の稽古になりましたが、最後まで新嘗祭に期待が持てる良い舞ができ、本人達も少し安心しているようでした。
残念ながら部活で一人欠席となってしまいましたが、フォトブック用に親御さんも含めて全員での集合写真も撮影しました。
遅れてきた舞姫もいたため、簡単に明日の神事参列の作法を伝えて終わりの会にしました。
終わりの会では中学生の舞姫に玉串拝礼を務めてもらい心を引き締めて終了しました。
最後に先生から当日の日程や準備、注意点など話しました。
基本的に親御さんに着付けを行なってもらうため、その注意事項もお話ししました。
これまで一生懸命やってきた稽古の成果を発揮して神様に感謝の気持ちを伝えられればと思います。