平成28年12月2日に奉納絵馬の調査が行われました。

今回、調査にこられたのは宮城県にある東北歴史博物館の学芸員の方で、当神社に奉納された「熊を射る図」の絵馬でした。

来年予定している企画展で紹介、または展示を考えていそうで実物を見て写真に収めていきました。

この「熊を射る図」は小玉貞良という江戸中期に活躍したアイヌの風俗絵師が描いたもので、宝暦9年に奉納された絵馬です。

ただ、残念ながら先の大戦にて消失してしまい、現在掲げられているものはその後、復元されたものになっています。

消失される前のこの絵馬は津軽のアイヌ文化を示す大変貴重なものだったそうで、戦争で消失する数年前に調査に来られた東北帝国大学教授の喜田貞吉博士によると国宝にも値する文化財であると語っていたことが当時の新聞にも掲載されていました。

企画展での紹介が正式に決定しましたら、お知らせしたいと思います。