平成28年12月10日に齋藤木材株式会社さんにて毎年恒例の山神祭（さんじんさい）が執り行われました。

山神祭とは木魂大神と称えられる大山祇大神（おおやまづみのおおかみ）や五十猛大神（いそたけしのおおかみ）をお祀りし、木々から戴く恵みの感謝を捧げるお祭りです。

毎年、山神祭の時には雪が荒んでいますが、珍しく穏やかな天候で日が暮れる前に始められました。

齋藤木材さんは創業100年以上を誇る青森市では由緒ある会社で、現在の場所に事務所を移転する前は廣田神社周辺に構えていたことから、古くより信仰され毎年欠かさずに山神祭を執り行っています。

今年は会社の倉庫などをを移動したりした関係で事務所など玄関の位置も変更したそうで、より作業がしやすくなったそうです。

神事では山の神の掛け軸を据えて新しく奉製した事務所や各工場の御幣も一緒に祓い清め、各部署の責任者が代表して玉串拝礼を奉って祈りが捧げられました。

昨今は伐採の制限も掛けられているそうなのですが、国有林などはその残量や育てる木の本数などが不明瞭のまま提示されるそうで非常に扱いが難しいそうです。

そのため、近年は様々な加工法なども考え、特殊な木材としての提供もしているそうです。

 

一年に一度、山神祭を執り行うことで自然に畏敬の念を持ち、その恵みによって従事させていただいていることを再認識する大切な場です。

工事安全と益々のご繁栄をお祈り申し上げます。