舞姫会の舞納め会を行いました。
2016.12.19 -[社務日誌]
平成28年12月16日に舞姫会の舞納め会を行いました。
残念ながら急な事情で中学生が一人欠席となってしまいましたが、他は全員参加してくださいました。
最大の目標であった宵宮、進藤庄兵衛正次翁頌徳祭神幸祭、そして先月の新嘗祭での舞奉納が無事終了したということで、舞納め会を開催しました。
舞納め会では舞姫達だけではなく、保護者の方も一緒に参加して頂いています。
早速、来た子達から準備のお手伝いをしてくれました。
一通り準備が出来たところで、保護者の方にお任せして舞姫は今年最後の稽古にうつりました。
先ずはいつも通り玉串拝礼で廣田神さまにご挨拶してから始めました。
宮司、先生から今日の予定などをお話しました。
すぐ稽古に取り掛かりました。
目標も無事達成したからか緊張がほぐれたのかリラックスして動けていました。
それでもさすが、これまで一生懸命に舞を稽古していたこともあり忘れることなくしっかり舞えていました。
心なしかみんな大きく成長したように見えました。
一通り舞を復習して稽古は終了しました。
これまで神様へ奉納するのを目標に舞を稽古して捧げてきましたが、今日の舞納め会では日頃様々な支援を頂いている保護者の方へ舞姫から感謝の舞を捧げるために舞います。
いざ親を目の前にすると神前とはまた違った緊張をしているようでした。
ただ、音楽が鳴り出すとその緊張も忘れ、稽古通りとても上手に舞っていました。
親御さん方も正面から舞を全て見るのはほとんど初めてなので、写真などを撮影しながらもとても嬉しそうに見ていました。
舞姫達もそれを感じ取ってか丁寧に動いていました。
舞姫の2歳の妹も一緒に見様見真似で混ざって舞っていました。
1期生の舞姫はもちろんですが、今年から始めた2期生の舞姫達も見違えるほど綺麗になりました。
最後の最後まで舞い納めました。
何度も稽古を重ねてきたお辞儀もしっかりと出来ました。
今回は先に述べた通り、親へ感謝の舞という事でひとりひとり感謝の言葉を話してもらいました。
とても恥ずかしがって照れていましたが、それぞれ自分の言葉で感謝を伝えていました。
「いつも美味しいごはんを作ってくれてありがとうございます。」や「送り迎えをしてくれてありがとうございます。」、「口答えしてしまうけどいつも感謝しています。」など、素直な言葉で心が込められていました。
小さい舞姫も覚えた言葉で他の舞姫同様に感謝の言葉を話していました。
最後に今一度全員で声を合せて感謝の「ありがとうございます。」の挨拶をしました。
舞納めも終了し、次は舞姫達が楽しみにしていた懇親会です。
今年は手巻き寿司とあつあつのおでんを用意しました。
座席の場所を決めるため子供達がクジをつくり、保護者、神職を含め全員で席順を決めました。
その間、保護者の方には料理の準備をして頂きました。
意外な組み合わせになったり、いつもの組み合わせになったりと、番号が発表される度に笑いが起こりました。
食事を始める前に子供から親へ感謝の言葉が送られたので、反対に親から子供へ感謝の言葉を話していただきました。
保護者には内緒でしたので驚いていましたが、それぞれの想いを話していました。
いざ親から聞く言葉に舞姫達もとても恥ずかしそうにしていました。
一通り感謝の言葉が述べられたところで、宮司より乾杯の発声をしました。
乾杯が終わると一斉に舞姫達が手巻き寿司を作りにいきました。
お友達同士、工夫しながら楽しそうに作っていました。
こだわりがあるようで、色んな具材の組み合わせを教えてくれました。
保護者の方にはおでんが人気で次々と具材を足しました。
舞も行い、夜も遅くなっていたため皆とてもお腹が空いていたそうです。
中学生の舞姫も遅れて到着して参加することが出来ました。
みんなとても仲が良く、自分の子供、親に限らずお話して盛り上がっていました。
手巻きずしも予定していたご飯の量だと足りなくなったので追加しました。
また、用意したご飯は新嘗祭の時に奉納された青天の霹靂と紹介すると、驚いて感嘆の声をあげていました。
手芸が得意な親御さんが可愛い髪飾りを舞姫達にプレゼントしてくださり、とても喜んで早速髪をとめている子もいました。
ソーセージなどの変わり種おでんも好評でどんどんなくなっていました。
意外なものではシイタケが好評だったりとほぼ残りがないほど平らげました。
食事を終えると、今回は保護者の方に片付けをお願いしました。
その間、まだまだ元気な舞姫達はボールを使い遊んでいました。
食事の後はみんなでゲームをするため、その準備を舞姫達に手伝ってもらいました。
みんなゲームを楽しみにしていたそうで、「なにやるんだろう」と、ワクワクしながら話していました。
まだ片付けが終わるには時間がありましたので紙芝居をしました。
今回は要望により天孫降臨のお話を朗読しました。
それまで騒いでいた舞姫達も大人しくなり真剣に物語を聞いていました。
物語が終わる頃に保護者の方にお願いしていた片付けも終了し、ゲームを始めることにしました。
今年は鈴木権禰宜がゲーム担当となり、進行しました。
ゲームは3チームに分かれ、お題に添った言葉を五十音が書かれた文字を組み合わせてつくるというゲームでした。
先ずは「冬」をテーマにした言葉を3つということで、必死に探していました。
探し終わった順から一列に整列するのですが、上位2チームが接戦でとても盛り上がりました。
とても楽しかったようで、子供達から「もう一回」のアンコールがあり、急きょ「青森県の地名」というこで再戦しました。
五十音の文字を並べるところから盛り上がり、必死に取りやすいように並べていました。
始めると一斉に駆け出し、一生懸命考えて作っていました。
結果は鈴木先生チームが2連勝、宮司チームが続けて2位、田川先生チームが連続最下位となりました。
本当であれば3つぐらいゲームを用意していたのですが、食事やゲームが盛り上がってしまったので時間が押してしまい、次回、時間のあるときに残りのゲームを行うことにしました。
勝利した順にくじを引いてもらい、お菓子とキャラクターグッズをプレゼントしました。
一番欲しがっていたグッズが2歳の子が当てたため皆びっくりしていました。
ゲームで並べたカードの順番が間違っていて、それをみてまた皆笑っていました。
クジもとても楽しかったようでゲームも無事終了しました。
遅れてきた中学生の親子にも感謝の言葉をお互いに掛けて頂きました。
最後は保護者の方も一緒に並んで鈴木先生、田川先生、宮司から舞納めの挨拶をして全て終了しました。
一年間、無事に怪我なく事故なく出来たのは大神様の御加護はもちろんですが、一生懸命稽古を重ねてきた舞姫達、そしてそれを裏で支えてこられた保護者の方のお蔭でした。
来月からは月一回の稽古になります。
お疲れ様でした。