本年も廣田大神様の恩頼により滞りなく一年を終えることが出来ました。

今年は2月から3月に掛けてパラオ共和国での神仏合同の戦没者慰霊祭斎行からはじまり、その講演や講話活動、また、2年目となった舞姫会による各神事奉納、また新しい試みとして神社を通して日本文化を育む教養講座など開催してきました。

1週間に渡り行われたパラオ共和国の慰霊祭では様々な出来事や出会いがあり、その後埋没して確認されていなかった日本の戦車17両のうち5両が発見されて話題になるなど、パラオ共和国で起きた激戦と青森県との繋がりが少し知れ渡る機会となりました。

2年目になった舞姫会も10名と人数が増え、いよいよ本格的に年間を通しての活動になり、新嘗祭だけではなく例大祭宵宮での山口流篠笛教授の山口汐花さんとのコラボレーションによる舞奉納、続いて進藤庄兵衛正次翁頌徳祭神幸祭での奉奏、行列参列など目まぐるしく活動しました。

また、東奥日報や別紙の表紙などを飾るなど多くの方にも知れ渡る機会を得ることが出来ました。

神社を通して日本文化を知ってもらう教養講座では、こころを美しくするお作法講座として心の持ち方や神職が教えるお作法などを伝授したり、宮司さんのお正月のお話と世界でひとつだけのしめ飾り講座では、お正月の過ごし方をお話し、フラワーデザイナー太田コウさんによるしめ飾りつくりが行われました。

いずれもネットのみでの告知に関わらず、20名の定員がすぐに埋まり好評を得ました。

そのように本年も様々な出来事がありました。

一年最後の神事である除夜祭並び師走大祓式も多くの参列のもと滞りなく斎行されました。

今年の冬は晴れ間が多く降った雪もほとんど消えてしまうため、例年では考えられないようなほど良い天気の中、正月を迎えることが出来ました。

そのため、境内も積んでいる雪が少なく広々としていました。

廣田神社での神事終了後は末社の金生稲荷神社へ移動して金生稲荷神社、八大龍神宮、乃木神社、二十三夜大神の除夜祭を斎行しました。

降雪はありませんが気温は非常に寒い中にも関わらず真摯に参列下さいました。

総代や崇敬者方々の日頃のご奉仕により、今年は末社に参拝される方が多く増え皆さんもとても喜んでいました。

0時を迎える頃には参拝される方で参道が長蛇の列になっていました。

新年の時を知らせる報鼓と共に参拝の鈴が一斉に鳴りはじめました。

雪は少なく良い天気恵まれたからか、ここ十数年で一番多いかと思うほどの参拝者で溢れました。

毎年、2時過ぎるとほとんど人がいなくなるのですが、遅くまでちらほらとお参りされている方がいました。

また、ここ数年は子供の減少で地元のボーイスカウト団さんによる焚火も中止されていましたが、今回、総代さんが奉仕して復活してくださり多くの方が寒いなか暖をとっていました。

金生稲荷神社の宮守りの総代さんも沢山の参拝者に喜んでお神酒が進んでいました。

2か所ある授与所も渋滞状態になってしまい寒い中大変お待たせしてしまいました。

巫女さんもてんやわんやとしていましたが、精一杯笑顔で対応してくれました。

 

今年一年も佳き年、麗し年となりました。

氏子崇敬者皆様の、新しき一年が素晴らしい良き年となりますことを祈念申し上げます。