抜刀術の奉納演武が執り行われました。
2017.1.22 -[社務日誌]
平成29年1月21日に災厄を祓い長久平和を祈願して抜刀術の奉納演武が行われました。
抜刀術演武を奉納されたのは関口流抜刀術(いあい)範士八段位の早川尚彦氏さんでした。
早川さんは肥後熊本細川藩十七代師範並び、松平和泉守西尾藩十二代宗家だそうで現在は青森市内に神心舘道場を開かれているそうです。
県内外の様々な場所で奉納、演武されてきたそうで、青森市内ではこれまで善知鳥神社で奉納されていたそうです。
昨年で善知鳥神社奉納が10年の節目を迎えたということで、今年から廣田神社へ奉納していただくことになりました。
新年から晴れ間が続いていましたが、今日は特に青空広がる良い天気となり演武日和になりました。
先ずは境内で四方に座す神々を奉り口上を述べた後に「射礼の儀」として天地を清めますが、安全のため今回は構えのみ行い、破魔矢で射落とす杉板的当的の日置流武射が行われました。
外での演武終了後は参列者も一緒に向拝にて拝礼をしました。
その後、見学に来られていた関係者の方も一緒に昇殿して奉納を神様へ奉告する奉納奉告祭を執り行いました。
玉串を奉り真摯に祈りが捧げられました。
宮司から挨拶が一言述べられ、続いて拝殿での演武となりました。
終了後、演武場所を整えて始まりました。
先ずは奉納する旨の祭文が読み上げられました。
続いて法螺貝で出陣、儀式はじまりの合図が吹奏されました。
合図とともに九事真言と呼ばれる剣の気によって魔を退散させ災厄を除く抜刀術が披露されました。
そして最後に四方祓いということで四方に太刀を下ろして浄め祓い安寧を祈願されました。
真剣な演武に、参列される方々も緊張した面持ちで見ていました。
今年は馬との予定が合わず騎馬での演武は叶わなかったそうですが、都合があえば乗ってきてくださるそうです。
来年も奉納頂けるそうですので、予定が分かればご紹介したいと思います。
誠にありがとうありがとうございました。