舞姫会の稽古が行われました。
2017.6.2 -[社務日誌]
平成29年6月2日に舞姫会の稽古が行われました。
先生の権禰宜が1か月間の研修だったということで、2か月ぶりの再開となった稽古はみんな元気に集まってくれました。
久し振りの再開に舞姫達も嬉しそうでした。
はじまりの会を行った後、2週間後には例大祭前夜祭の本番を迎えるため、早速舞の稽古になりました。
先ずは一人舞を全員で行いました。
大きな神事も終わり、時間が空いたこともあってか、すっかり忘れてしまったようで動きが元に戻っていました。
今まで使っていた舞の用語などもすっかり忘れているようで、戸惑っていました。
それでも最初と最後の正座して行う部分は覚えているようで、比較的上手く出来ていました。
特に気になった点を重点的に指導して、すぐに舞を再開しました。
次は複数舞ということで、全員そろえて舞う稽古にしました。
なんとなくは思い出しているようですが、探り探りに動いているようで非常にぎこちない様子でした。
次の動作が体で覚えていないため、周りを確認したりしまっていました。
それでも同時に合わせる所作は比較的合すことが出来ていました。
すっかり忘れているものの、動く度に少しずつは思い出しはじめているようでした。
時間がないため、とにかく、なるべく回数を重ねて思い出す作業をしました。
今日、来られなかった舞姫達もいるため全員で合わせられませんが、お互いに教えられるようにしていきたいと思います。
本番は巫女の装束に千早を着装して舞うため、実践により近い形で行ないました。
先ずは千早の紐の締め方をみんなで覚えました。
続いて実際に舞ってみました。
千早一枚羽織るだけで全く違うようで、手にまとわりつく感覚やひらひらと揺れる袖などに意識が向いてしまっているようでした。
更に白衣や袴を着装すると動きが制限されるため、より実践の動きを意識させて行ないました。
それでも千早を羽織るだけで真剣さが増して最初よりは良い動きが出来ていました。
あっという間に時間が過ぎて終わりの会となりました。
玉串拝礼を全員しっかりと合わせて行いました。
最後に例大祭などの案内などをみんなに先生より渡しました。
そして、山口県の防府天満宮へ研修に行ってきたお土産のういろうを渡しました。
色んな味の種類があるため、みんなでジャンケンで決めました。
勝った舞姫は親御さんに相談しながら嬉しそうにお土産を貰っていました。
本番まで残りわずかですが、しっかりと調整して当日に臨みたいと思います。