舞姫会の稽古が行われました。
2017.6.23 -[社務日誌]
平成29年6月16日に舞姫会の稽古が行われました。
宵宮本番前の最後の稽古となりました。
今年は残念ながら部活や体調の関係で欠席の舞姫も多く、6人での舞になりました。
それでもしっかりと舞に臨む気持ちで稽古に来てくれています。
本番同様に巫女の装束も着装してから始めの会をはじめました。
着装の舞っている間には改めてお辞儀の作法なども確認しておきました。
時間もないため、早速外へ出て本番と同じ要領で稽古を開始しました。
所定の場所への行き方、また、待ち方など、舞以外の部分についても指導しました。
参進の入場からはじめて舞を行いました。
ここ2、3回の稽古で舞の順番はほぼ思い出したようで順序で戸惑うことは少なくなりました。
ただ、その分、うろ覚えになっていた部分を想像で解釈してしまっている部分が見受けられました。
一見するとあっているようにも見えるのですが、よくよく見ると角度が大幅に違い、見る場所によってはずれているようにみえたりしました。
そうした細かい箇所を指導しながら少しずつ思い出してもらいました。
舞の終了後には先生から確認の指導をしてすぐにもう一度行いました。
2回目になると指摘されたところを意識しているようで随分とよくなりました。
それからも自分達で修正を掛けていき、どんどん上手くなっていました。
一期生の舞姫にいたってはこれまで舞うことが目標だったのが、より上手く舞うにはどうしたらいいいのかという、向上心をもった質問もするようになってきました。
それに感化されるように二期目の舞姫達も一生懸命頑張って舞っていました。
その分、先生も嬉しく舞の指導も熱がはいり、より皆が心を一緒にして舞えるような意識の仕方なども指導していました。
その言葉をしっかりと舞姫達も聞いていました。
暗くなってきたところで、宮司同席のもと、本番と全く同じ進行で最後に舞が行われました。
真剣そのもの顔つきで、いつも以上に厳かな雰囲気を醸し出していました。
最後の最後まで力を尽くして稽古に励んでくれました。
最後に会館にて水分補給をして終了となりました。
終わりの会での一言感想では、それぞれ自分自身をしっかりと振り返って良い所、悪い所を見つけていたので本番も素敵な舞の奉納となるのが想像できました。
今月は稽古が圧倒的に足りなかったにも関わらず、しっかりとある程度の形を成すところまで励んでくれました。
当日は形の意識は勿論ですが、心のこもった舞になるよう舞姫達に伝えて終了となりました。
6月19日の宵宮で奉納となります。