全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

塩越稲荷神社の例祭並び海上運航が執り行われました。

2017.9.3 -[社務日誌

平成29年9月3日に外ヶ浜町塩越地区に鎮座する塩越稲荷神社の例祭が行われました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

塩越稲荷神社の例祭では先ず塩越地区内の海に出航して海上安全、大漁祈願を祈る海上運航という神事が執り行われます。

時代によってニシン漁など漁業も様々変わってきているそうですが、現在はほとんどがホタテの養殖となっています。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

海上運航では神事が斎行される船主を持ち回りで決定し、その船上で祭壇を組んで祈願した後に海へ繰り出して地区海域の四隅を祓い清めて散供をします。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

今年の船主は「大伸丸」となり区長始め、役員総代などが参列して厳粛に執り行われました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

今朝方まで風の影響で波が高く海上運航が出来ない状態だったそうですが、神事の時間になるにつれて海も穏やかになり、この時期では非常に珍しいくらいの凪となりました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

昨年は天気が悪くて出航できなかっただけに、今年は例年にないくらいの良い天気に恵まれたことに皆さん喜んでいました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

海上に出ると一面青空のもと、心地よいひんやりとした風が通り抜けて気持ちがよかったです。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

海域の四隅で停留して海を祓い清め、役員、総代さん方で神事のお供え物を海に散供します。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

天気も良かったためか、今年も何艘もの船が後ろに続き海上運航をしていました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

今年のホタテは大変よかったものの、後半になって急速に稚貝が激減してしまったそうで、来年の漁には不安が残るだけに海上運航が無事斎行したことに安堵していました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

海上運航後は塩越稲荷神社の末社である龍神宮の例祭になります。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

神社の門前に立てられている数十メートルある幟は昭和8年に奉納されたにも関わらず未だ現役でお祭りの知らせを氏子に伝えていました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

これだけ綺麗に穏やかに靡いているのは最近では非常に珍しいと氏子の皆さんも驚いていました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

この末社の龍神宮は漁に出ていく男衆の無事帰りを待つ女性の気持ちから創建された神社でうので、現在でも女性の方々が取り仕切ってお祭りが行われています。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

その後、塩越稲荷神社にて例祭が行われました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

社殿いっぱいに参列され、今年の収穫の感謝と来年の無事大漁を祈願しました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

終了後は公民館へ移動して新しく就任した外ヶ浜町長も駆け付け盛大に直会が開催されました。

塩越稲荷神社 例祭並び海上運航

来年も佳き年となるよう氏子総代皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。