平成29年9月7日に蓬田村郷沢地区に鎮座する郷沢稲荷神社の幣拝殿新築に伴う上棟祭を斎行しました。

8月27日に地鎮祭が行われてより早くも棟上げ神事の上棟祭が執り行われました。

朝から雲行きが怪しかったのですが、小雨が時折降る程度で無事に神事を迎えることが出来ました。

上棟祭では餅撒きである散餅散銭を行うということで地区でお知らせしたところ、沢山の方に参集していただき一緒に祈念しました。

お年寄りの方だけではなく、子供連れの若いご家族なども来られていました。

今回新築する社殿は伝統建築ではないため、いわゆる大黒柱のような棟木はなく、上棟の儀は略式で行われましたが、それでも地区皆さん一体となって奉仕することが出来ました。

棟木はありませんが、全ての柱を清めて神様にお鎮まり頂きました。

自治会長をはじめ、責任役員、総代、他地区役員方による玉串拝礼では、皆さんとても丁寧に拝んでいました。

日に日に形を成していく社殿の姿にそれぞれの感謝の喜びを伝えているようでした。

本来は餅撒きの行事は神事の最中に行われるのが通例ですが、今回は神事を一旦終了後に行うことになりました。

紅白の一口大のお餅に和紙で包まれた五円をセットにして袋に詰めたものを、地区の婦人会の方々が丹精込めて作ってくださいました。

宮司、責任役員、自治会長、施工社長、棟梁が足場にあがり、神前に挨拶した後、宮司の発声により一斉に餅撒きをしました。

一生に一度の縁起物と皆さんとっても楽しそうに撒かれたお餅を取っていました。

小雨もやんでしまう程、餅撒きは盛り上がりました。

最後にもう一度整列して、宮司より挨拶をして終了となりました。

最後は恒例の集合写真を撮りました。

神事後は役員総代や自治会関係者、工事関係者で公民館にて直会を行いましたが、とても良き日を迎えられたことに一同、大変嬉しく、とても楽しく御神酒を飲み交わしていました。

建築の大神様が柱にお鎮まり、いつまでも支えて頂けるようお祈り申し上げます。