舞姫会の稽古が行われました。
2017.9.19 -[社務日誌]
平成29年9月15日に舞姫会の稽古が行われました。
明後日は旭町地区敬老会の演舞ということで、出演する舞姫みんなが集合しました。
稽古を始める前に装束を持ち帰りやすいように並べてもらいました。
自分たちが着装するものですので、しっかりと自分達で責任を持って準備してもらいます。
それに伴い、髪飾りに使用する半紙を持って帰ってもらうため、作り方を練習しました。
はじめて自分達で製作するということで戸惑っていましたが、楽しく作っていました。
こうして一つずつ出来る事を増やして、舞だけではなく、準備から片付けにいたるまでしっかりと覚えてい貰います。
できたところで、はじめの会となりました。
明後日、無事に舞えるようしっかりと祈念して拝礼しました。
早速本番同様に挨拶からはじめました。
前回の稽古で、自分が話す箇所だけではなく、誰かが急きょ欠席になっても補えるように全部覚えてきてもらいましたので、それも含めて練習しました。
本番同様に榊を持ちながらお話ししました。
ちょっと照れながらも、みんな難なくしっかりと挨拶できていました。
続いて舞になります。
明後日に迫ってきているからか、いつもの稽古よりも真剣な顔つきになっていました。
これまでの稽古で注意されてきたことを思い出しながら、顔の向き、手の角度、体の移動など気を付けていました。
全員で舞う機会が少なかったため、心配していましたが、普段から人数が毎回違う中で稽古をこなしているため、思った程ばらばらになることはありませんでした。
より良い舞にするため、皆の動きを合わせることをいつも以上に意識してもらいました。
当日は大勢の方が来られるということで、学校の体育館という広い場所で行うため、舞がお互いずれていると目立ってしまいます。
ですからいつも以上にお互いの呼吸やタイミング、立ち位置などに気を付けてもらいました。
あまり稽古の時間がないため、すぐにもう一度挨拶から本番同様に始めました。
二回目ともなるとハキハキと上手に挨拶していました。
そこからすぐ舞の態勢にはいりました。
みんなの動きに合わせる指示とともに、ゆったりと舞うようにも指導しました。
巫女舞は動作が少なくゆったりとしたものが多いため、慣れてくるとどうしても拍を取るのが早くなってしまいます。
そうすると一見舞えているように感じますが、巫女舞本来の美しさが損なわれてしまいます。
しかも、ゆっくりでいて簡単な所作なのですが、きつい態勢が多いため、どうしても楽をして早く動いていしまいます。
ですから、ゆったりと舞うというのはとても難しいのですが、より良い舞を披露するため意識してもらいました。
そのためには一つ一つの所作を”だいだい”ではなく、”正確に”行えることが大事になってきます。
そして拍をしっかりと取り、それに合わせて体を動かすことも重要になります。
また、ただゆっくりと動けばいいだけではなく、その中にも緩急や流れるような一連した動作、など、優雅でなければなりません。
そこで、今日来ていた最年長の中学生の舞姫にお手本として舞ってもらいました。
拍の取り方や流れるようなゆったりとした動きなどとても上手にできており、下の舞姫たちも凝視していました。
今日は稽古に時間を割くためにジュースのみの休憩でしたが、舞姫の一人がお出かけしたお土産のお菓子を持ってきてくれて皆で美味しく食べました。
いつもより早めに休憩を切り上げましたが、片付けはしっかりと自分たちで行います。
用意したジュースにたまたま付属のシールがあり、数が限られていたのでジャンケンゲームをしてプレゼントしました。
ちょっと変わったジャンケンを提案したら大盛り上がりとなりました。
集中したあとの遊びだったからか、とても楽しそうにやっていました。
勝った順からシールを選んでプレゼントしました。
あっという間に時間も経ってしまい、そのまま終わりの会になりました。
それぞれ今日の感想をしっかりと述べ、明後日の演武に向けて張り切っていました。
旭町地区の敬老会の皆さま、ぜひ、お越しくださいませ。