国立療養所松丘保養園内鎮座の彌廣神社の例祭並を奉仕しました。
2017.9.24 -[社務日誌]
平成29年9月21日に国立療養所松丘保養園内鎮座の彌廣神社の例祭並を奉仕しました。
国立療養所松丘保養園は国立のハンセン病専用の療養所で創立してから100年以上の歴史があり、ハンセン病患者の医療と福祉を事業としている施設です。
松丘保養園内に鎮座している彌廣神社は昭和13年に当時の院長により患者の心のよりどころとして創建され、施設内療養患者の篤い崇敬を集めていました
しかし、戦後、GHQが国立医療施設内に神社を奉斎することを認めず、彌廣神社は解体されますが、昭和45年に全国敬神婦人連合会の呼び掛けにより再建されます。
以後、青森県敬神婦人会の演芸奉納、青森県女子神職協議会による神事奉仕により祭典が継続されています。
当日は雨が降ることなく日が差し、気持ちのいい天気で迎えることが出来ました。
朝早くから県内の神職が集まり、境内地清掃や祭典の準備をしました。
今年も青森県神社庁長や敬神婦人会の皆様のご参列のもと、大変清々しい中で神事が執り行われました。
そして、今年は「朝日舞」を奉奏しました。
神事終了後は青森県神社庁にて、祭典を奉仕した祭員や伶人他関係者と参列された皆様と共に直会を行いました。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
記:田川(育)権禰宜