郷沢稲荷神社の秋祭並び幣拝殿新築工事竣工奉祝祭を執り行いました。
2017.11.10 -[社務日誌]
平成29年11月7日に蓬田村郷沢地区に鎮座する郷沢稲荷神社の秋祭並び幣拝殿新築工事竣工奉祝祭を斎行しました。
雨の予報もあり心配されましたが、時折、青空広がる良い天気のもと斎行することが出来ました。
平成29年8月8日の旧幣拝殿の解体安全祈願祭から8月27日の地鎮祭、9月8日の上棟祭を終えて、いよいよ竣工しました。
幣拝殿の向拝は旧拝殿のものを修理して使用し、面影を残しながら冬でもお参りしやすいように風除を設け、またこれまでよりも若干広くもなりました。
また、稲荷神社らしい朱色と白を基調とした社殿にし、殿内の案や厚畳など様々な神具も揃えました。
今回の竣工が秋祭に近かったため、竣工奉祝祭も併せて行うことになりました。
更に昭和50年に夜宮を開催をした時以来奉演されていなかった津軽神楽も、奉祝記念ということで奉納することになりました。
地区の悲願であった幣拝殿の竣工と津軽神楽の奉納に、これまでの祭事で一番多くの氏子が参集し、拝殿に入りきれない程となりました。
僅か80世帯前後の氏子地域ですが竣工に向けて尽力して奉仕してくださいました。
蓬田村長も参列され、自治会長、責任役員、総代とそれぞれ感謝の祈りを込めて玉串拝礼が行われました。
続いて40年ぶりとなる津軽神楽が奉奏されました。
津軽神楽 神入舞
津軽神楽 磯浪
津軽神楽 千歳
津軽神楽 宝剣
ほとんどの方が初めて見る津軽神楽に皆さん見入っていました。
宮司もこの日のために今期の神楽奉仕終了後も稽古を重ねて磯浪の演目を舞わせていただきました。
多くの方が参集し秋の実りの感謝と共に無事竣工落成できたその喜びを感じながら、神事滞りなく終了しました。
竣工にあたり昭和50年に奉納された10メートるを超す幟も掲げられることになり、勇壮に秋祭の知らせをしていました。
竹竿も特別に取り寄せて使用しました。
天気は良かったものの風が強かったため、神事終了後は皆さんで幟を下ろしました。
向拝は旧拝殿のものを再利用しましたが、腐ってしまっている部分も相当あったそうで、木鼻の部分などは大工さんが特別に作ってくださいました。
来年の春にはこの社殿から満開の桜を眺めながら観桜会を盛大に行う予定もしています。
その後、公民館へ移動して直会と奉祝祝賀会が行われました。
自治会長からこれまでの経緯を踏まえお礼の挨拶が述べられました。
蓬田村長からも竣工の祝辞を頂戴しました。
宮司からも改めて氏子皆さんと作り上げ、そして今日の良き日を迎えられた慶びと感謝をお伝えしました。
そして蓬田村長による乾杯で直会が行われました。
責任役員や総代の方々も大役を務め終え、安堵した表情で楽しんでいました。
途中、津軽神楽についての由来や演目の内容についてお話ししました。
普段、お祭りに参列されない方も沢山参列され交流も深まりました。
氏子のご婦人方も様々ご奉仕頂き円滑に進めることもできました。
終始、笑いの絶えな和やかな直会となりました。
この度は誠に竣工おめでとうございました。
また、幣拝殿新築に奉納頂いた氏子の皆様ありがとうございました。
これを機により素晴らしいお祭りとなるよう尽くしていきたいと思います。