舞姫会の稽古が行われました。
2017.11.13 -[社務日誌]
平成29年11月10日に舞姫会の稽古が行われました。
いよいよ本番の新嘗祭まで10日程となってきました。
それでも元気よく皆集まってきています。
千早の紐の結び方が意外と覚えにくいようで、舞姫同士で教え合っていました。
すっかりイスに座った時の姿勢が綺麗になり背筋が伸びていました。
立礼式の玉串拝礼もそれぞれ板についてきて上手に出来ていました。
今回の稽古も早速本番同様に拝殿で行いました。
先週教えた胡床(イスみたいなもの)の向きを忘れてしまっていたみたいで、皆で話し合いながら思い出していました。
先ずは祭典の再現でお祓いの受け方や宮司一拝などの作法など練習しました。
時間もあまりないため、一通り神事の作法を復習したところですぐ舞の稽古を始めました。
全員そろっていないため、いないところは先生が代わりに入り舞いました。
一回目の舞は気が抜けていたのか、集中力が散漫で先週の舞と比べると劣っていました。
そのため、もう一度気を付けるべき箇所や臨む姿勢を伝えて、すぐ二回目の舞をしました。
自分たちでも気付いたのか、一回目とは顔つきも変わりとても集中してはじめました。
参進のタイミングもとても上手になり、詰まったり、離れすぎたりなど自分の位置を探してしまう動きも少なくなりました。
お互いがどこにいて、どう動いているのかなどを感じられるようになっていました。
振りむくタイミングなども気を遣っているのが感じられました。
手の先、足の先まで集中して動かしているのがよくわかりました。
最後の退下して座るところまで良く出来ました。
2回目は非常によくできたので、より美しい舞を目指すために細かい所を指導しました。
全体的に良くなってきてはいるものの、参進と退下、到着と始動する際に合わせる礼が、まだまだ目に付いてしまう程ばらばらです。
そこで、3回目の舞をする前にそれぞれ綺麗な礼を見てもらいました。
最初は出来ないと言っていた舞姫も、友達のを見て態勢が苦しいと感じても同じ形に補助してあげると、問題なく美しい形になり自信がついたようでした。
ほんのちょっとの指導でしたが、始まりの礼が劇的に変化して綺麗になっていました。
そこを意識させたかいもあってか、他の舞っている部分に関しても体の上下運動などがとてもしなやかになっていました。
ほんの少し体に覚えさせて意識をするだけで大分変ります。
それを考えると出来ないことは無く、いかに気付いてそれを意識していくかが大切だといえます。
たっぷりと舞の稽古をしたので休憩となりました。
3回舞った直後でも元気いっぱいでお手伝いも積極的にしています。
食前・食後感謝も、もう見なくても歌えるよー。ということで先導を暗唱して歌いました。
中学生の舞姫も休憩に間に合い、一緒に参加しました。
学校やスポーツの色んな話で盛り上がり、ついつい時間も押してしまいました。
片付けは上級生の舞姫たちにお願いして速やかに行ってもらいました。
下級生の舞姫たちの分担も早く終わり、片付けを待っている間にまた腕相撲で盛り上がっていました。
日に日に成長していくので皆どんどん強くなってきていました。
片付けも終わったところで、すぐ終わりの会にしました。
休憩でふざけていた所からキリっと姿勢を正していました。
最後までしっかりと今日の稽古も納めることが出来ました。
来月行われる東北初の宗教音楽フェスのフライヤーを紹介したところ、すぐ宮司を発見して笑っていました。
体調崩すことなく終了してきちんと自分の千早を畳んで終了しました。
いよいよ来週で稽古が最後になります。