青森市国際交流ボランティア協会(AIVA)の雛祭り体験が行われました。
2018.3.4 -[社務日誌]
平成30年3月3日に青森市国際交流ボランティア協会(AIVA)さんによる雛祭り体験が廣田神社にて行われました。
青森市国際交流ボランティア協会さんはボランティア通訳を主軸の活動として、在住外国人と一緒に日本文化や地域文化の伝承や体験、または地域コミュニティへの参加によって、外国人とのより深い交流を育み、豊かな社会づくりを目指すボランティア団体だそうです。
5年前にも青森市国際交流ボランティア協会さんによる同じイベントが開催されました。
今回は20人近い外国人の方々が参加していました。
普段、観光などでお参りすることはあっても、社殿に入ってご祈祷を受けるという経験は中々ないと思いますので、先ずは協会の繁栄と参加者皆さんの健康を祈願しました。
最初に少しだけ禁止事項をお話ししましたが、それは杞憂で皆さんとても丁寧に真摯に参列してくださいました。
ご祈祷終了後には神道とはなにか、神社とはなにか、また、今執り行ったご祈祷の意味についてなどを説明させていただきました。
また、毎朝奏上している東日本大震災安鎮復興祈願祭の祝詞も特別に見せながら神職の務めについてもお話ししました。
時折、冗談を混ぜながら楽しくお話ししましたが、皆さん真剣に聞いてくださいました。
ご祈祷終了後は廣田会館に移動してイベントがはじまりました。
大広間の正面にはボランティアの方々によって七段のひな人形が飾られていました。
まずはお昼近いということでボランティアの方や外国の方が持ち寄ったお手製の料理を頂きました。
また、我満酒店さんから日本酒じょっぱりの手作り甘酒を、飲みやすいようにストロベリーやコーヒー味にして振る舞っていました。
日本の料理や外国の料理が沢山並び、ビュッフェ風にして好きなものを食べました。
どの料理も家庭の味で食べやすく、ついつい箸が進んでしまいました。
食べながら色んな国の方と交流をして青森のことや普段の何気ない生活のことなど気軽に会話しました。
現在、青森大学へ短期留学している台湾の学生が、日本語能力試験の合格を祈願したいという事で絵馬を選んで奉納しました。
また、アメリカ人の方も絵馬を奉納したいということでお願い事を書いて奉納していました。
アメリカの教会では願いを書いたものを祈念してこのように掛けるというのは無いそうでとても興味津々でした。
満腹になったところで、着物を着てみたり、茶道でお茶を頂いたり、折り紙をしたりと日本文化に触れながら楽しく交流していました。
日本の子供達もたくさん来ていたので、あちらこちらで可愛い声が響いていました。
朝から始まったイベントもあっという間に終了の時間になり、最後はひな飾りの前で参加者全員で集合写真を撮影して終了しました。
神社としても外国人や地域の方々にこういった日本文化を体験して感じてもらえる大変良い機会となりました。
是非、こういった日本文化を伝承する体験をしたい団体がありましたら気軽に神社までご相談ください。