舞姫会の稽古が行われました。
2018.3.9 -[社務日誌]
平成30年3月9日に舞姫会の稽古が行われました。
数年前より廣田神社で奉仕し、舞姫会の補助もしていた鈴木権禰宜が実家の神社へ戻ることになり皆で色紙に寄せ書きしました。
思い思いの言葉だけではなく、絵をかいたり可愛らしい模様をあしらったり一生懸命作っていました。
今日は3月11日に行われるプロバスケットボールチームの<青森ワッツ>ホーム戦オープニングイベントに出演するための稽古となりました。
先ずは全員で始めの会をして神様に挨拶しました。
稽古を始める前に卒業する鈴木権禰宜から最後の授業を行いました。
巫女さんについてのお話しということで、巫女にまつわる知識や歴史などを紹介しました。
約15分程でしたが舞姫達も真剣に聞いていました。
巫女について知らなかったことを沢山知ることが出来たようで感心していました。
鈴木権禰宜も舞姫会の補助を通して子供との接し方も成長できたようでした。
その後早速稽古にうつりました。
青森県で一番大きいマエダアリーナ(新青森県総合運動公園アリーナ)で開催される今回は、これまでとは違って非常に大きな会場となるので一人舞で舞うことにしました。
ただ、しばらく一人舞を稽古していなかったため、すっかり忘れている部分も多々あり、上手く動けていませんでした。
それに加え、これまで習っていた舞が若干変更されたため、その新しい動きに対応するのも苦戦していました。
1年、2年と稽古を重ねていただけに、これまでの動きから変更するのは容易ではなく混乱していました。
それでも少しずつ修正を加えながら対応していました。
何度か舞っているうちに一人舞の順番はちゃんと思い出していました。
オープニングイベントのリハーサル稽古ということでもあるので本番出演する舞姫以外には見てもらいアドバイスもしてもらいました。
当日は大きな会場に5人で舞うことになるため、いくら注目されるとはいえ、いつもの感覚で舞ってしまうと小さく見えてしまいます。
そのため、今回は腕の使い方や移動の感覚など、いつもより大きく動いて見せるよう指導しました。
舞姫達も当日の様子を想像しながら大きく意識してみせるように動いていました。
これまで出演した舞台のなかで一番広い場所となるので緊張するかと思いますが、日頃積み重ねてきたものをしっかりと発揮できれば楽しんでもらえる舞が披露できると思います。
神社以外の様々な機会に触れ、そして舞を披露していくことで、神様との結びや人とのご縁などをより身近に感じ、集大成である奉納の際に稽古だけでは培われない気持ちの籠った舞ができます。
稽古もあっという間に時間が過ぎて休憩の時間になりました。
手洗いしてテーブル拭いて必要なものを並べてと、手際よく自分達で行っていました。
休憩で楽しくお話しした後は後片付けだけではなく、テーブルの整理整頓もみんなで行います。
ホテル並みにクロスを敷くのも上手になってきました。
終わりの会では稽古終了の感謝と本番での成功の祈りを込めて拝礼しました。
終了後は前回の稽古で宮司からのお土産を渡せなかった舞姫達に渡しました。
新しいお守りに興味津々なようで帰り際にみんなで見ていました。
青森ワッツオープニングイベント、是非ご覧ください。