寒川神社東北嶽東会が開催されました。
2018.4.19 -[社務日誌]
平成30年4月16~18日に掛けて寒川神社東北嶽東会(がくとうかい)が山形県で開催されました。
嶽東会とは八方除総鎮護として全国より崇敬を集める、神奈川県の寒川神社の旧職員で構成される会で、その中でも東北出身の旧職員で結成された会が東北嶽東会になります。
5年程前に結成されてから東北各県を毎年まわり、会員同士の親睦を図るとともに各県神社の視察参拝や、情報の共有などによる斯界の発展を望むべく行われいてます。
昨年の秋田県に続き、今年は山形県となりました。
初日は天童市の温泉に宿泊して、久しぶりの再会に、会員同士いつまでも話が尽きないほど、楽しく懇親を深めました。
また、今年は寒川神社から新しく就任された権宮司さんもお越し頂き、より話に花が咲きました。
二日目は会員が奉職している谷地八幡宮へ参拝に向かいました。
谷地八幡宮の社家である林家は、1200年以上の歴史を持つ独自の舞楽を現代にも連綿と世襲している名家であり、そのこともあって境内地には石舞台があったり、社殿内にも立派な舞台があったりと歴史の重みを感じました。
朝早い時間にもかかわらず、正式参拝に加えて様々な案内を丁寧にして頂きました。
続いて林家で代々演舞している山形の古寺である慈恩寺にも参拝して、住職に案内頂きました。
国宝や重要文化財など沢山の仏像などを詳しく説明頂きました。
続いて隣接する寒河江市の寒河江八幡宮へ参拝しました。
自由参拝となりましたが女性の宮司さんがお迎えくださいました。
例祭で渡御される神幸祭のお神輿は2トンもあるそうで100人で担いでも重さを感じるそうです。
巡拝の後、名物の蕎麦屋にて昼食をいただき、仙台駅へ向かう途中だからということで、ニッカウィスキーの仙台工場へも立ち寄りました。
時間がありましたのでガイドに案内してもらいましたが、創業した竹鶴正孝のウィスキーつくりに対する精神が、正しく日本古来の神道的で勉強になりました。
あっという間の会でしたが、一年に一度、こうして同じ神社へ奉仕した繋がりだけでご縁を頂き、楽しく学ばせていただきながら懇親を深められるのはとても有意義な時間です。
また来年も楽しみにしております。