舞姫会の稽古が行われました。
2018.6.11 -[社務日誌]
平成30年6月8日に舞姫会の稽古が行われました。
今日も全員そろっての稽古となりました。
先ずははじめの会を行いました。
再来週には例大祭宵宮の本番となるため、早速稽古にはいりました。
今日は当日により近い形で行うため、雪駄をはいてもらいました。
雪駄を日常で掃くことは普通ないため、新しい舞姫達は不慣れそうでしたが、それでもしっかりと履いていました
先ずは当日、自分等が舞う場所の感覚を知ってもらうため、舞の位置について確認してもらいました。
今までは室内で稽古していたため、今回のような広い場所になると、また感覚が若干違うようで、少し戸惑っていました。
それでも慣れが肝心ですので、確認したところで早速、舞を行いました。
前回の稽古でも練習した参進から実際にやってみます。
一度しか確認していないのに、見事に自分の立ち位置に移動してくれました。
先輩舞姫も、自分達だけではなく、しっかりと周りを見ながら新しい舞姫達にアドバイスをしながら舞っていました。
例年同様、宵宮祭では一人舞を皆で舞う形になります。
ですから、複数舞での複雑な動きの交差がない分、一人一人の実力が現れます。
そのような細かい部分も指導していきます。
時間がないため、すぐさま、次の舞に進みます。
舞姫達もそれに対して自覚を持って真剣にやっていました。
先輩舞姫はさすがで、回を重ねるたびに綺麗に美しくなっていきます。
それを見ているからか、新しい舞姫達も驚く速さで上達してきました。
一回舞うごとにしっかりと、修正、反省点を確認しながら次の舞に意識していきます。
新しい舞姫達もついてきているからこそ、より精度の高い指導をしていきます。
広い場所で舞うと、狭い所で舞うのとは違って空間の把握が難しくなるため、手の角度や体の向きなどが難しくまります。
そして、何よりも広さを目いっぱいに使用するため、いつもの舞よりも大きく優雅に見せることが大事になってきます。
解放感に感応しながら指先までしっかりと意識をしもらいます。
音の取り方も狭い場所にくらべると気持ち変わってくるため、体で覚え、そして良く音を聞くようにします。
また入場の参進だけではなく、退場の参進までしっかりと残身をとりながら意識を高めてもらいます。
最後の頭をあげて全員が揃う所まで気を抜かずに頑張ってもらいます。
あっという間に暗くなり、時間も過ぎたため、休憩としました。
準備はお手のもと、あっという間に完了しました。
時間がなくてもしっかりと感謝の歌をうたいます。
と、休憩しはじめると、丁度、神宮より帰ってきた宮司が到着しました。
空港から直行だったこともあり、舞姫達に伊勢土産の赤福を差し入れしました。
意外とみんな知っているようで、とっても喜んでいました。
洋菓子よりも和菓子が好きな子が多いようで、あっという間に綺麗に平らげていました。
今回は休憩の片付けは親御さんにお手伝い頂き、舞姫達は当日使用する装束を受け取りました。
自分のサイズに間違いがないかどうか調べたり確認してもらいました。
また、新しい舞姫達にも確認してもらいながら、先輩方に教えてもらい畳み方を習っていました。
これから、沢山の行事で舞っていきますが、その都度羽織る大事な装束になりますので、大切扱うように伝えます。
装束を羽織るとやはり気分が高揚するようでとても嬉しそうでした。
確認した後は終わりの会でお開きとなりました。
舞姫の兄弟姉妹もいつも見学に来てくれています。
6月19日(火)19:15頃舞う予定です。
ぜひ、宵宮へご参拝ください。