舞姫会の稽古が行われました。
2018.6.20 -[社務日誌]
平成30年6月15日に舞姫会の稽古が行われました。
今期、最初の舞奉納となる宵宮へ向けた最後の稽古となりました。
ということで、当日と同じように装束に着装しました。
白衣や袴を自分達で着装して、髪飾りなどを親御さんに整えて頂きながら準備しました。
先輩舞姫達はすっかり着慣れていましたが、新しい舞姫達もとてもよく似合っていました。
巫女の装束に着替えると、やはり気持ちも昂揚するようで、いつも以上に笑顔に溢れていました。
稽古の時間が限られていますが、それでも先ずはじめは神様にお参りしてから取り掛かります。
お参りした後は、装束を身にまとったということで集合写真も撮影しました。
稽古は本番同様に待機する位置から実際と同じ流れで行いました。
装束を着ていざ稽古に入ると身が引き締まるのか、緊張した面持ちになっていました。
いつも稽古している大広間との稽古とは違って広さ目いっぱいに舞うため、感覚を掴むのが非常に難しいです。
前回同様に、その感覚を先ずつかむのに少し戸惑っていました。
それでも曲が進むにつれて順応していました。
新しい舞姫達も上手に先輩舞姫の動きを追いながら合わせていました。
一通り舞って感覚を養ったところで、細かい所を直していきました。
ちょっとした動きの違いでも10人もいれば非常に目立つため、なるべく統一した形になるようにしていきます。
先生に指導されたこともしっかり反芻しながら、直していました。
また、当日演奏してくださる山口流の山口汐花先生の笛に合わせて舞いますが、しっかりとその音を聴くことも意識してもらいました。
当日は相当な賑わいが予想されるので、音響があるとはいえ戸惑わないようにお話ししました。
真剣に舞っているうちにあっという間に暗くなってしまいました。
また、外で稽古をしていると近くを通りかかった人も気になるのか、若い学生さんや仕事帰りにの人達が観覧していました。
時間が限られているので、水分補給だけですが、しっかりと食前感謝の歌を詠います。
衣装を着て舞うのは見た目以上に大変で、気温も若干あたたかくなってきているので、美味しそうにお茶を飲み干していました。
休憩も束の間、すぐに稽古に入ります。
もう一度、外で舞った感覚を思い出しながら参進から始めます。
一息ついたのが良かったか、綺麗に舞えていました。
最後まで集中力を切らさずに舞い終えました。
本番最後の稽古となりましたが、思ったよりも緊張はしていなく、程よい気持ちで迎えられそうでした。
終わりの会にて宮司からも一つお話しをして、当日神様へ奉納する心構えを再認識してもらいました。
新しく入会した舞姫にとってははじめてとなる大舞台になりますが、精一杯自分の出来る限りの舞で頑張ってもらいたいと思います。
奉納は6月19日例大祭前夜祭の宵宮となります。