舞姫会の稽古が行われました。
2018.6.27 -[社務日誌]
平成30年6月22日に舞姫会の稽古が行われました。
例大祭宵宮での奉納も無事終了し、安堵した表情でみんな集まっていました。
大きな目標を一つ乗り越えたことで、新しい舞姫もすっかり会に溶け込んでいました。
とはいえ、一か月後にも進藤庄兵衛正次翁頌徳祭前夜祭の神幸祭にて奉納があるため、気は緩められません。
宵宮での奉納は新体制になってから全く時間がない中での本番となる為、先ずは舞そのものが舞えていることを目指していましたが、これからは少し時間に余裕が出てきますので、基礎的な部分から稽古していきます。
舞の動きが取れているということも大事ですが、それと同じくらい大事なのが、日本の音楽特有の拍が取れているかというこもとても大事です。
また、新しい舞姫もまだ歌の稽古を重点的に稽古したことは無かったため練習しました。
西洋の音楽と違い、日本古来の音楽は拍の取り方が異なるため慣れるまでは難しいですが、繰り返す内に上手にあってきました。
この拍が正確に取れないと、いくら形が美しくても、音楽とずれてしまい、また、複数で舞う時はそえがより顕著にズレが出てきてしまいます。
全員の息があってきたところで、次は実際に舞ってみます。
細かい形よりも、今練習した拍を意識しながら舞いました。
そうすることで、自然と周りとのタイミングもあってきます。
人のを見ながら舞っていると、どうしても見てから動くまでの時間差が発生してしまいます。
それが正確な拍を刻むことで見なくても次の動作までのズレが少なくなっていきます。
実際、歌の稽古をしてからの舞はとても綺麗に揃っていました。
そこで、新しく入会した舞姫の舞を先輩が見る稽古をしました。
これによって、新しい舞姫達は自分の至らない動きがわかりますし、先輩舞姫達は教えることで舞の理解を深めます。
昔の自分達の姿を見ているようで、とても熱心に見ていました。
先生からも、もちろん指導をして直していきます。
そして、新しい舞姫を見た後は、先輩舞姫達の番となります。
稽古を多く重ねている分、新しい舞姫達よりも下手な舞は見せられないと、いつも以上に気合をいれて舞っていました。
その緊張感もあってか、上手な舞となっていました。
お待ちかねの休憩となり、今日は神様にお供えされたバナナを皆で頂きました。
準備も全員であっという間にしました。
食前感謝の和歌を唄って元気よくいただきました。
話しも盛り上がっていました。
みんなで一緒にお片付けも綺麗に行いました。
時間となったため、終わりの会となりました。
すっかり、新しい舞姫達も司会役が板につき上手に出来ていました。
迎えにきた舞姫の妹さんとも楽しみながら帰る準備をしていました。
一か月後の奉納に向けて頑張ります。