進藤庄兵衛正次翁頌徳祭の神幸祭(御神輿/ねぶた渡御)を執り行いました。
2018.7.24 -[社務日誌]
平成30年7月17日に進藤庄兵衛正次翁頌徳祭(しんどうしょうべえまさつぐおきな)の神幸祭(御神輿・ねぶた渡御)を執り行いました。
青森開拓の一大恩人である進藤庄兵衛正次の遺徳を称えて顕彰する進藤庄兵衛正次翁頌徳祭が7月18日に行われていますが、前夜祭として神幸祭が執り行われるようになってから6回目の斎行となりました。
この前夜祭並び神幸祭は進藤庄兵衛が街づくりを遂行し、300年近く経った現在、どのような街になっているのかを御神輿にお鎮まり頂いて渡御することで御覧頂きたいという思いから進藤庄兵衛正次生誕400年の時よりはじまりました。
早朝より小雨が降っていましたが、何とか斎行できる状態でした。
ただ、昼過ぎから弱まる予報であった雨が強くなり、15時を過ぎた辺りから地面を跳ね返すほど打ち付けたため、今回は神幸祭を中止とし、前夜祭のみ行うことに決定しました。
このまま多少弱くなったとしても道路の状態やねぶた、御神輿の耐久性を考えると、滑って転んで怪我してしまったり、ねぶたが破けてしまったりしてから対処しても遅いため、中止の決断となりました。
6年目にして初めての中止となりましたが、万が一の事故を想定してこのような対応にしました。
楽しみにされていた方も多く、斎行か中止かとの問い合わせも多くいただき、改めて5年続けて氏子崇敬者の方々に浸透してきているのだと、中止になったからこそ気付くこともありました。
着装した所役、神社関係者そろい、定刻より前夜祭をさ斎行しました。
参列した皆さんも非常に残念そうでしたが、共に明日の御祭が滞りなく斎行されるよう真摯に祈りを捧げていました。
背に響く雨音を聞きながら厳粛吏に斎行しました。
本来であれば発輿祭にて御神輿の前にて奉納する予定であった舞姫会による舞ですが、何とか祭典中に間に合い、途中から参列して舞ってもらいました。
これまで稽古を重ねてきたものとは全く違う環境での舞奉納になってしまいましたが、動じることなく堂々と御神前に臨んでいました。
私達、大人が感心するほどしっかりと集中して舞っていました。
最後の最後まで気を抜かずに舞ってくれました。
新しく入った舞姫も戸惑ったはずにもかかわらず、動じる姿を見せずに頑張りました。
舞姫達の感謝の気持ちはしっかりと神様に伝わったことと思います。
残念ながら神幸祭を執り行うことは叶いませんでしたが、前夜祭は滞りなく執り行うことが出来ました。
最後は装束を折角着装したので、記念撮影をしました。
また、参列者全員でも撮影しました。
神事終了後は会館へ移動して直会となりました。
神幸祭関連の祭事分、時間が空いたため、舞姫や親御さんたちにも参加してもらいました。
それぞれ、片付けをして御神酒で喉を潤しました。
出発前に補給する予定であったおにぎり等を食べながら楽しく過ごしました。
雨は降っていたものの気温は暑かったため、皆さん汗をぬぐいながら次々と飲んでいました。
新しく入った舞姫達から皆さんに向けて自己紹介もしてもらい大いに盛り上がりました。
残念ながら中止となってしまいましたが、今回を踏まえ、より良い対応が出来るように教訓を活かしていきたいと思います。
明日の頌徳祭がしっかりと斎行されるようご奉仕に尽くしたいと思います。