舞姫会の稽古が行われました。
2018.9.15 -[社務日誌]
平成30年9月7日に舞姫会の稽古が行われました。
今回も元気にほとんどの舞姫が集まってくれました。
先ずははじめの会をして挨拶をします。
今日はイベント演舞の直前ではありましたが、しっかり廣田神社のこともお話しできるようにと、宮司による神社案内をしました。
すっかり日が落ちるのも早くなり暗くなりましたが、みんな楽しそうに外に出来てきてくれました。
先ずは鳥居のお話しをして、手水のお作法を解説しました。
続いて参道の歩き方からはじまり、津軽地方特有のじゃんばら注連縄の説明をしました。
それからお参りの作法や鳴らす鈴、お賽銭箱の話をしました。
続いて社殿にはいり説明しましたが、やはり神様の前ということで、遠慮しがちに最初は端っこにたまっていました。
それでもお話しを進めていくうちにとても興味が湧いたようで、質問なども積極的に出てきました。
これまでの古事記の紙芝居や舞や、お祭りなどとも繋がる話題も多かったようで、思っている以上に知っていたり、理解したりしていました。
続いて東苑の末社へ移動して八大龍神宮をお参りしして、戦争の際に神池へ潜った方がみんな助かった話などをしました。
近くで社殿を見たことがなかったようで、ち密な彫刻にとても驚いていました。
乃木神社、二十三夜大神へも参拝して説明しました。
そして金生稲荷神社の社殿にはいり絵馬などの説明をしました。
社殿の中に入ったことがある舞姫も何人かいましたが、ほとんどの舞姫がはじめてだったため、畏れながらもとても興味津々に周りを見ていました。
ここら辺一帯は青森大空襲にてほぼ全て灰燼に帰してしまったので戦前のものはほぼ皆無ですが、戦後間もなくの絵馬や写真が奉納されているため、説明しました。
最後に国道に面して建っている石碑へ移動しました。
今年の夏に寂びれた柵や伸びきった木々を剪定して、奉納頂いた庭石や木を植え直して整備したのでとても綺麗に見やすくなりました。
千鶴萬亀之塔が時の内閣総理大臣である佐藤栄作、岸信介元両首相や陸軍大将、元青森県知事の竹内俊吉、棟方志功など、層々たる方々に語彙頂いたことにとても驚いて感動していました。
30分の予定が大幅に時間が延長して結局稽古の時間はなくなってしまいました。
想像していた以上に神社の歴史に興味があったようで、質問や学ぶ意欲で溢れていました。
全てを覚えきれなくても一つでも印象に残り、そしてそれをしっかりと理解出来ればとても嬉しく思います。
神社には信仰を通して長い歴史や郷土文化を受け継いできた様々なものがつまっています。
こうして若い世代にしっかりと伝達していくことも大切な役目です。