全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

国立療養所松丘保養園内鎮座の彌廣神社の例祭を奉仕しました。

2018.10.5 -[社務日誌

平成30年9月21日に国立療養所松丘保養園内鎮座の彌廣神社の例祭を奉仕しました。

彌廣神社 例祭

毎年、台風の時期と重なり天気が心配されますが、今年も雨が降ることなく、気持ちのいい天気の中、当日を迎えることができました。

彌廣神社 例祭

まずは境内地やお社の清掃をし、注連縄を取り換えたり祭具などを鋪設したり、神饌を整えたりと祭典の準備からはじまります。

彌廣神社 例祭

国立療養所松丘保養園は国立のハンセン病専用の療養所で創立してから100年以上の歴史があり、ハンセン病患者の医療と福祉を事業としている施設です。

彌廣神社 例祭

松丘保養園内に鎮座している彌廣神社は昭和13年に当時の院長により患者の心のよりどころとして創建され、施設内療養患者の篤い崇敬を集めていました。

彌廣神社 例祭

しかし、戦後、GHQが国立医療施設内に神社を奉斎することを認めず、彌廣神社は解体されますが、昭和45年に全国敬神婦人連合会の呼び掛けにより再建されます。

彌廣神社 例祭

以後、青森県女子神職協議会による神事奉仕により祭典が継続されています。

彌廣神社 例祭

今年も青森県神社庁長や敬神婦人会の皆様のご参列のもと、大変清々しい中で神事が執り行われました。

彌廣神社 例祭

そして、今年は「豊栄舞」を奉奏しました。

彌廣神社 例祭

神事終了後は青森県神社庁にて、祭典を奉仕した祭員や伶人他関係者と参列された皆様と共に直会を行いました。

彌廣神社 例祭

皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

彌廣神社 例祭

記:田川(育)権禰宜