兵庫県の小野八幡神社本殿新築竣工祭に参列しました。
2018.10.11 -[社務日誌]
平成30年9月30日に兵庫県神戸市に鎮座する小野八幡神社本殿新築竣工祭に参列しました。
こちらの神社の宮司さんは新渡戸稲造の祖父であり三本木開拓で有名な新渡戸傅のご子孫の方で、長らく青森県で神職をされていました。
その際に、当神社先代と親しくされたご縁もあり、今回の竣工祭にご招待いただきました。
神戸市の中心である三宮の街中に鎮座する神社ですが、近年、開発と裏腹に氏子減少など、神社の護持運営が困難となってきており、将来に渡って神社を守るために再開発を受けるそうにしたそうです。
その際に境内の一部分を年数を決めて貸す代わりに神社を新築していただいたそうです。
大変立派な社殿にて宮司さんと、息子さん、娘さんと共に親子で厳粛に竣工祭が執り行われました。
神事の中では、神職でありながら神道感を歌うシンガーソングライターの娘さんの歌も奉納されました。
様々な困難を超えて実現した計画の竣工に、時折、神職さんが涙をにじませるとてもよい神事でした。
終了後は近くのホテルにて直会が行われました。
社殿は竣工したものの、今後社務所や鳥居等の建築もまだあるということで、宮司さんの夢の一つでもあった赤い鳥居の建築を目指して、特別なカクテルが振る舞われました。
宮司さんからの感謝と御礼、そしてこれまでの苦労話などを加えて挨拶が述べられました。
引き続いて感謝の表彰が行われ、乾杯、祝宴となりました。
大変にぎやかになったところで、小野八幡囃子の合奏や娘さんの歌が披露されました。
兵庫県内各地の神職さんをはじめ、近郊の神職さん等も沢山来ていました。
最後は今後宮司を継ぐ予定の息子さんの熱い思いの締めにて楽しく終了しました。
この度の竣工、誠におめでとうございました。