舞姫会の稽古が行われました。
2018.10.28 -[社務日誌]
平成30年10月19日に舞姫会の稽古が行われました。
いよいよ、新嘗祭まで残り一ヶ月となってきました。
寒くなってきましたが、体調崩す舞姫はなく、元気に稽古に揃ってくれています。
時間もないため、早速稽古にはいります。
前回同様に、新嘗祭では一人舞ではなく、四人舞での奉納を目指します。
9月の講習会の刺激を受けて、稽古に臨む姿勢も高まり、また、稽古自体もより厳しく行っています。
それがかえって功を奏しているようで、これまで以上に稽古中の集中力が上がっています。
それに伴い、上達する早さも上がっています。
つまり、より細かい、より難しい動きを習得できるということです。
今期の舞姫達もそんな雰囲気にしっかりついてきて、素晴らしい速さで四人舞を覚えています。
早く入会した舞姫達と一緒であれば、動き自体はそこまで大きく間違えることなく舞えています。
新嘗様に限らず、奉納やイベントでは急な舞姫の欠席や場所の広さもまちまちなため、臨機応変に対応することが望まれます。
四人舞を体で覚えることも大事ですが、しっかりと俯瞰的に動きを覚えるのも大事なので、ボードを使って舞の動きを確認しました。
また、参進、退下などもお互いの呼吸を合わせないと非常に見苦しく見えてしまうので、舞う前から意識を高くもって臨むように指導しています。
また、榊の持ち方一つをとっても、一人で舞うのと、複数で舞うとではちょっとした位置の違いが大きな違いに見えてしまいます。
そういったところも厳しく見ていきます。
何度も繰り返し、体で覚えていきます。
唱歌の稽古も今年は重点的にしていることもあって、拍にあわせるのが上手になってきました。
ひとつひとつがゆっくりとした動作がゆえに非常に神経使うため、集中が切れやすくなってしまいますが、みんな緊張の糸を切らずに舞っていました。
あっという間に休憩の時間となりました。
今回も時間が経ってしまったので、お茶のみでお菓子はお持ち帰りになりました。
お片付けもしっかりこなして終わりの会になります。
舞の上達と共に、姿勢などの立ち振る舞いも綺麗になってきました。
それぞれの一言感想も自分達の至らない点をしっかりと把握して述べていました。
最後に大事な新嘗祭のお手紙を渡して終了となりました。
あと、もう少しですが、元気に頑張ります。