広瀬八幡宮の祈年祭並び春祈祷が執り行われました。
2019.3.8 -[社務日誌]
平成31年3月3日に蓬田村広瀬地区に鎮座する広瀬八幡宮の祈年祭並び春祈祷が執り行われました。
3月初旬とは思えないような突き抜けるような青空に春祈祷らしいとても良い天気になりました。
春の大祭である祈年祭に加えて、新春の個人祈祷である春祈祷の申込みが広瀬地区は多いため、氏子の名前も沢山読み上げました。
数年前に東北新幹線開通と共に整備された本殿裏の植樹された桜も、大分成長して今年の春には綺麗な花を咲かせそうでした。
暖かい日差しに氏子さんも朗らかな気持ちで参列されていました。
残念ながら自治会長さんが欠席ということで副自治会長さんが参列してくださいました。
今年一年も健やかに過ごせるよう皆さん真摯にお祈りされていました。
神事終了後に広瀬地区内に鎮座している龍神宮の鳥居が朽損しているため、解体を進めるにあたり確認しに向かいました。
この龍神宮は広瀬川で作業していた地元の漁師が、八大龍神宮と刻まれている御神体を川口で発見し、丁重にお祀りしたのが始まりとされています。
創建の詳しい年代は不明ですが、地元漁師の深い信仰を受け、少なくとも昭和の初めには祭祀が執り行われていたそうです。
この八大龍神宮と刻まれた石の御神体は、漁に出る日を教えてくれるそうで、「八」と刻まれた横にある窪みが徐々に黒い染みで覆われてくるそうです。
今回、案内してくださった氏子さんが親父さんから聴いた話だと、御神体から水が染み出すことがあり、大漁の知らせの時には、溢れすぎて御神体の周辺が水で覆われていた時もあったそうです。
そのような龍神宮の確認後は自治会館へ移動して直会となりました。
お供えされたお餅等を氏子さん等に配るため、小分けにする作業をしていました。
今年は蓬田村130周年、広瀬地区130周年の節目ということで、何十年振りかに津軽神楽の奉納を検討してくださっているそうです。
五穀豊穣、産業発展、氏子さんにとって今年一年も佳き年となるよう祈念申し上げます。