舞姫会で茶道体験をしました。
2019.3.10 -[社務日誌]
平成31年3月4日に舞姫会で茶道体験をしました。
裏千家淡交会奥村社中の奥村先生をお呼びして今回行われました。
奥村先生は当神社宮司も師事を受けていて、宵宮でもお抹茶の振舞いなど積極的に協力頂いています。
そのご縁もあり、今回の体験も快く受けてくださいました。
先ずは寄り付きにてお茶会が始まる前に小部屋にて、桃の花びらをあしらった甘酒を皆で頂きました。
これから何がはじまるのか想像もつかないようでソワソワしていました。
甘酒も日頃飲むことがないのか、とても不思議そうに飲んでいました。
そうこうしていると、お弟子さんがお迎えにきて本席へと移動しました。
いつもと様子が違う部屋に戸惑いながらも先生の指導で先ずはお軸の拝見をしました。
今回は敢えてひな祭りの時期に合わせたので、掛け軸の横にはひな壇を飾り、お花も春らしい桃の花が活けてありました。
それぞれ拝見した後は席に座りますが、お茶会というものに緊張しているのか、みんな神妙な面持ちでしっかりと正座して先生のお話しを聞いていました。
先ずは全員で挨拶をしてから、先生より一つだけ覚えて帰ってもらいたいということで、茶道の礼作法である「真・行・草」のお辞儀を稽古しました。
それからいよいよ本席がはじまりました。
先ずはお菓子をいただくということでお盆にのせられて運ばれてきました。
先ずはお雛様らしい色をまとったお干菓子ですが、どうやって食べたらいいのかと戸惑っていました。
それに対して一つずつ先生からお作法を教わりながら、それに倣って所作を見様見真似でしていました。
普段食べるお菓子とは全く違う美味しさについつい笑顔がこぼれていました。
そうこうしているうちにお抹茶が運ばれてきました。
このような本格的なお抹茶もほとんどの舞姫が初めての経験でしたが、先生に指導を受けながら上手に飲んでいました。
折角の機会なので、今回は舞姫だけではなく姉妹や保護者の皆さんも希望で参加して頂きました。
お菓子が何種類かでましたが、雛あられがとても美味しかったようで、「おかわりしてもいいのよ」と、いわれると一斉に笑みが吹き出しおかわりしていました。
それで緊張も大分ほぐれたのか、お抹茶も何杯もおかわりしてとても楽しんでいました。
あっという間に時間も過ぎて最後は社中の皆さんと記念写真を撮りました。
すっかりくだけて、見るもの様々気になるようで、終わった後も先生方に色々聞いてました。
中学生、高学年の舞姫達はお床に飾られているものに興味があるようで先生とお話ししていました。
日本には素晴らしい独自の文化が沢山あります。
そのような先人が紡いできた伝統を次の世代に少しでも知ったもらい、親しんでもらえたらと思います。
奥村社中の皆さま、お忙しい中、誠にありがとうございました。