第五期の舞姫会がはじまりました。
2019.4.15 -[社務日誌]
平成31年4月6日より第五期の舞姫会がはじまりました。
昨年度は神事にイベントにと盛り沢山な活動となりました。
年度も替わり、舞姫達も新しい学年へと進みました。
今期は全員がそのまま継続してくれるということで、新規の募集はせず、同じメンバーでより充実したものにしていく予定です。
先ずは今年度の舞姫会の予定表を渡して説明しました。
そして第五期はじめの稽古は全ての基礎になる礼儀作法を学習しました。
神職をはじめ、神社で奉仕するにあたって神様への作法というものは大事になります。
尚且つ、それが舞にあっても全ての基本となります。
稽古の中でも時折指導することはありますが、日常から意識して行わないと、すぐ姿勢や作法というのは乱れてしまいます。
自分自身で出来ていると思っていも、意外と深かったり、角度は正しいけども顎があがっていたりと一人で鍛錬するのは難しいものです。
それぞれ、チーム分けをしてお互いを見合いながら注意し合いました。
また、礼作法は立って行う立礼(りゅうれい)、座って行う座礼(ざれい)がありそれぞれに手の使い方や意識する点が変わってきます。
正座は慣れたものですが、そこからどのような動きになって礼の形になっていくのか、分解しながらしっかりと指導しました。
礼作法の次は日頃の稽古でも必ず行う玉串拝礼の仕方です。
改めて玉串の上位下位の持ち方や、捧げてからの作法など確認しました。
これらは日頃から稽古していることもあって、みんな上手に出来ていました。
それぞれ、今までやっていたものとは違う所を修正して再確認することができました。
最後にもう一度しっかり習った作法で玉串拝礼をしてみました。
礼作法が終わった後は舞の稽古にうつりました。
久し振りの舞ではじめは若干ぎこちない箇所がありましたが、徐々に勘を取り戻して上手になっていました。
先程の礼作法もあってか、いつもより背筋や肩の落とし方、指先の揃え方など意識していたようにも感じました。
昨年度、いくつも舞を奉納、披露してきただけあって上手に舞えていました。
その後はお楽しみの休憩タイムです。
手洗いをして自分達でお茶碗などを用意して準備しました。
春休みに旅行に行っていた舞姫から美味しいお菓子も頂きました。
先ずは食前感謝の歌を皆で唱和して頂きました。
春休み明けの久しぶりの再会ともあってみんな話題がつきませんでした。
お片付けをして時間もないため終わりの会となりました。
先程の礼作法を意識しながら挨拶をしっかりと交わせていました。
最後に宮司から5月1日に執り行う『令和』践祚改元奉告祭の案内と、記念奉納講演を紹介しました。
新しい元号について質問したら、全員しっかりと答えていました。
さらに改元とは?という質問にも答えていたのには驚きました。
これからも日本の悠久の歴史をしっかりと勉強して世界でも活躍できるように楽しく学びたいと思います。