廣田神社第16代宮司の十年祭が執り行われました。
2019.5.3 -[社務日誌]
平成31年4月24日に廣田神社第16代宮司、田川信行大人命の十年祭を執り行いました。
第16代宮司は平成21年4月25日に67歳で帰幽して御霊舎に祀られてから、今年が満10年となり式年のお祭りを迎えることとなりました。
桜の花が芽吹き、間もなく満開といった風光明媚なやわらかな風が吹く良い日に親族一同が参集し、現17代宮司が斎主を務めて斎行さました。
第16代宮司は大学卒業後、相模国一之宮寒川神社へ奉職し、数年間学んだ後に帰省して宮司となり創祀一千年記念事業や他各記念事業を遂行して現在の神社の礎を作りました。
また芸事にも秀でて書道は師範代まで務め、水墨画なども展覧会に入選し、囲碁や将棋なども幅広く修めて現在も作品の幾つかは残っています。
平日にもかかわらず遠方の親族までお越し頂き厳かに執り行われ、一人ひとり玉串に祈念を込めて奉りました。
10年祭ということで、現宮司就任も10年が経ったということで非常に時の流れの早さを感じました。
神事終了後は直会となり、久しぶりに顔を合わせた親族同士、故人の昔話で盛り上がりながら親交を深めました。
神を敬うだけではなく、祖先を崇めることで、日々の恵みと恩とを感謝することが出来ます。
そういった事をしっかりと子孫へと繫げる事が、幸せな家庭を築く大事なことでもあります。
祖先の御霊に手を合わせて、その御蔭を感じましょう。