全国唯一病厄除守護神 廣田神社

社務日誌

金生稲荷神社の例祭を執り行いました。

2019.6.17 -[社務日誌

令和元年6月10日に金生稲荷神社の例祭を執り行いました。

金生稲荷神社 例祭

廣田神社の末社である金生稲荷神社は天保9年(1838)に創建され、明治期には寺町にあった稲荷神社を合祀し、昭和に入り浪打稲荷神社も合祀されました。

金生稲荷神社 例祭

末社としては非常に立派な佇まいですが、現在の社殿は戦後に建てられた廣田神社社殿を移築して遷座したものです。

金生稲荷神社 例祭

社名である“金生”とは創建当時より青森経済の中心地に鎮座し、五穀豊穣・商業発展を常にお近くでお護りいただいたことから、いつしか稲荷さまの御神徳にあやかり“金を生み出す稲荷さま”ということで、このように呼ばれるようになりました。

金生稲荷神社 例祭

数十年前まで例祭日の6月10日に神事が行われ、前日には宵宮が催されていましたが、いつしか途絶えてしまい例祭すら斎行されなくなっていました。

金生稲荷神社 例祭

その間、境内を隔てて鎮座している東苑は荒廃してきたため、現宮司が就任した10年前より、社殿を塗り替えて神社内を氏子崇敬者等と共に片付け、掃除をし、鎮座する廣田苑の庭も剪定や植樹をして整備を進めてきました。

金生稲荷神社 例祭

そのこともあり、年々参拝者も増え、月次祭も斎行し、ここ数年は廣田神社宵宮では茶会を開催するまでにいたりました。

金生稲荷神社 例祭

そこで昨年、いよいよ例祭を再興させて執り行いました。

金生稲荷神社 例祭

まだ宵宮開催まではできませんが、それでも最も重要な神事である例祭を斎行できたことは宮司のみならず、氏子崇敬者さん皆さんが喜ばれていました。

金生稲荷神社 例祭

今年も昨年同様多くの方が参列され夏らしい青空の日が射す良い天気のもと、滞りなく斎行することが出来ました。

金生稲荷神社 例祭

今回、例祭を再び執り行うにあたって常に心を寄せていらっしゃった、合祀された浪打稲荷神社の元社家であり現在稲荷講長を務めて頂いている田中明さんを表彰させて頂きました。

金生稲荷神社 例祭

神事終了後は直会となりましたが、その際に思いの丈を皆さんにご挨拶して頂きました。

金生稲荷神社 例祭

その後は綺麗になった廣田苑を眺めながら楽しく懇親を深め、それぞれの金生稲荷神社の思いにふけながら御神酒を戴きました。

金生稲荷神社 例祭

宮司からも10年前の風景と今の風景の違いや経緯を皆さんに紹介させて頂きました。

金生稲荷神社 例祭

これからも絶やす事無く例祭を斎行して、国の隆昌、世界の共存共栄、氏子崇敬者の安寧を祈り続けたいと思います。