瀬戸子八幡宮の例祭が執り行われました。
2019.8.6 -[社務日誌]
令和元年7月24日に青森市瀬戸子地区に鎮座する瀬戸子八幡宮の例祭が執り行われました。
現在、瀬戸子八幡宮では夏の大祭である例祭を3年に一度斎行しています。
その3年に一度に執り行われる例祭は特に盛大に行われ、春や秋の大祭以上に多くの氏子さんが集まり神事を畏み楽しく直会が行われます。
ここ最近で一番の夏を感じさせる良い天気となり、無事神事を迎えることが出来ました。
この夏の大祭では普段掲揚しない神社へ続く農道にも幟が掲げられ、境内それぞれの末社も装飾されます。
ヒバ林に覆われている参道は蒸し暑くも心地よい風が吹き、氏子さんも一生懸命に登りながらも神聖な空気を感じながら歩いていました。
お祭りの時間に合わせて続々と氏子さんも集まってこられ、大祭の最終的な準備をしていました。
現宮司が奉職してから4回目の夏の大祭奉仕となりますが、皆さんこの3年に一度の大祭を毎回楽しみにして来てくださいます。
夏の大祭では津軽神楽奉納を楽しみに沢山の方が参列されるため、社殿横を拡張して仮設の拝殿が作られます。
宮司も衣冠と呼ばれる最高位の装束を羽織り準備を整えていきますが、30度を超える猛暑日で、始まる前から汗でびしょびしょになりました。
また、前回、本殿の御扉開閉ができるように拝殿の御扉も補修して進むことが出来るようになったため、今年も同様にしっかりと準備してくださいました。
氏子総代さんのお蔭をもって準備も万全に整い津軽神楽奉仕神職の皆さんも参集して神事が厳かに行われました。
参列者ひとりひとりに玉串拝礼をして頂き、一年の安泰を祈念してそれぞれ丁重に奉納頂きました。
津軽神楽では「神入舞」、「磯浪」、「宝剣」の3番が奉納され、「磯浪」の演目では宮司が舞を務めました。
久し振りに観る津軽神楽に皆さんとても興味深そうに楽しそうに観ていました。
また、宮司が舞手になると、特に注目してくださり、大変喜んで頂きました。
津軽神楽も無事三番奉納され、神事も滞りなく執り納めることが出来ました。
神事終了後は直会となり、汗だくで奉仕した神職方一同、お神酒がとても身に沁みました。
直会では神事の話、地区の話などで大変盛り上がりました。
また三年後も奉納できるよう氏子皆さんと協力していきたいと思います。
皇室の弥栄と国の隆昌、地域の発展、氏子のご多幸をお祈り申し上げます。